2008年10月10日(金)
USDA需給:小麦と大豆の米国内在庫は予想上回る上方修正
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)が発表した需給報告によると、小麦の08/09年度米国内需給は、生産が9月末に発表された生産推定に基づき25億ブッシェルと 3,800万ブッシェルの上方修正。需要面では資料および残余が1,000万ブッシェル引き上げられた。輸出は全体では修正なしとなったが、種類別では軟質赤色種が1,000万ブッシェルの引き上げ、硬質春小麦と白色種が500万ブッシェルずつの引き下げとなっている。これに伴い、期末在庫は2,700 ブッシェル引き上げられ6億100万ブッシェルとなった。在庫率は26.09%と1.06ポイント上昇している。
コーンの08/09年度米国内需給は生産が122億ブッシェルと前月から1億2,800万ブッシェルの上方修正。イールドが1エーカー154.0ブッシェルと1.7ブッシェル引き上げられた。需要は資料および残余が1億5,000万ブッシェルの上方修正、一方エタノール需要はガソリン消費が伸び悩んでいることを受け1億ブッシェル引き下げられた。期末在庫は11億5,400万ブッシェルの引き上げとなり、在庫率は9.10%と1.05ポイント上昇した。
大豆の 08/09年度米国内需給は生産が29億8,300万ブッシェルと前月から4,900万ブッシェルの上方修正。イールドは1エーカー39.5ブッシェルと小幅引き下げとなったものの、作付面積が220万エーカー引き上げられた。需要面では国内圧搾需要が前月から2,500万ブッシェルの下方修正。一方輸出は5,000万ブッシェルの引き上げとなった。期末在庫は2億2,000万ブッシェルと8,500万分シェルの上方修正、在庫率も7.39%と2.82ポイント上昇した。
Posted by 直