2008年10月28日(火)
10月消費者信頼感指数は38.0、過去最低の水準に急低下
[経済指標]
米有力シンクタンクのカンファレンス・ボードによると、10月の消費者信頼感指数は38.0となり、過去最低を更新した。市場予想も大きく下回っている。指数は前月の61.4(修正値)から23.4ポイント下がり、これは過去3番目の大幅ダウンという。向こう半年後を占う期待指数は9月の61.5(修正値)から35.5、現状指数は61.1(同)から41.9にそれぞれ下がった。
カンファレンス・ボードの調査担当者は、信頼感指数が著しく下がったことについて金融危機が影響しているのは明らかとコメントした。現状の労働市場やビジネス環境に弱気な見方を示しており、10-12月期は 7-9月期以上に経済活動が弱く始まるのをみていることになるという。また、賃金やインフレについても慎重見通しが強く、年末商戦の行方をさらに曇らせるとも述べた。
Posted by 直