2008年10月28日(火)
USDA、コーンと大豆の期末在庫見通しを下方修正
[穀物・大豆]
米農務省は28日、10日に発表した需給報告の基にになったデータに間違いがあったとして、需給報告の修正を行った。これは10日の発表後にFASが持っている原データとNASSが用いたデータの間に相違が発見されたためで、コーン、大豆のほか、ソーガム、カノーラ、ひまわり、乾燥食用豆の6品目のデータに修正が施された。
コーンは生産が120億3,300万ブッシェルと10月から1億6,700万ブッシェルの引き下げ。作付面積が100 万エーカー、イールドが1エーカーあたり0.1ブッシェル引き下げられたのが主な要因。また、需要面でも飼料および残余が5,000万ブッシェル、輸出が 5,000万ブッシェルそれぞれ引き下げられた。期末在庫は6,600万ブッシェルの引き下げとなり、在庫率は8.65%に低下した。
大豆は作付面積が110万エーカー引き下げられ、生産もそれに伴い29億3,800万ブッシェルと4,500万ブッシェルの引き下げとなった。需要面でも輸出が3,000万ブッシェル引き下げられた結果、期末在庫は2億500万ブッシェルと1,500万ブッシェルの引き下げとなった。在庫率は6.96%と僅かながらも前年を下回った。
Posted by 直