2009年05月08日(金)
4月失業率は8.87%に上昇、ほぼ市場予想通り
[経済指標]
米労働省が発表した4月の失業率は8.87%となった。前月の8.54%から上昇し、1983年9月以来の高水準。しかし、市場の予想範囲に収まる。
失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行なっている失業者など自己申告をベースとした労働力人口は前月から0.44%増えて昨年10月以来の水準にアップ。労働力人口への参加率は前月より0.03ポイント上がり、昨年11月の65.8%に戻った。
労働力人口のうち就業者が前月から0.09%のプラスとなった。小幅ながらも前月から増加したのは昨年4月以来、ちょうど一年ぶりである。しかし、労働力人口を占める比率は1985年7月以来の低水準である59.9%のままだった。
一方、失業者は昨年5月から増加を続け、4月は4.28%増だ。4月に労働力人口には入らなかったが、就職先を求めている向きは593万5000人と1994年12月以来の高水準。このカテゴリーでは昨年9月から前月比プラスとなっている。
Posted by 直