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2006年11月08日(水)

世界砂糖需給は580万のトンの供給過剰、ISO
 [砂糖]

国際砂糖機関(ISO)は8日に発表した四半期報告で、2006/07年度の
世界砂糖需給が580万トンの供給過剰になるとの見通しを示した。
前回の推定は220万トンの供給過剰。

生産を前回から360万トン引き上げ1億5,830万トン。
ブラジルが前年度から70万トン増え3,290万トンに、
インドは2,450万トンと360万トンの大幅増となる。
タイの生産も前年から142万トン増え、650万トンに達する見込み。

また2007/08年度の需給も250万トン程度の供給過剰になるとしている。

Posted by 松     

OPECは減産遵守に対する疑念払拭に躍起
 [要人発言]

OPECは市場に広がる減産遵守に対する疑念の払拭に躍起になっているようだ。

カタールのアティーヤ石油相は8日、湾岸協力会議(GCC)の開かれている
UAEのアブダビでインタビューに応じ、全てのOPEC加盟国は
減産合意を遵守すると発言。我々はそれを信じるべきで、
12月にナイジェリアで開かれる臨時総会で検証することになるとした。

ナイジェリアが生産量を減らしていないのではとの質問には、
独自の情報によると、ナイジェリア政府は既に石油企業に対して
生産を減らすように命令していると反論した。

また、サウジの石油関係筋も同じアブダビで、
「減産量は割当の日量38万バレルに達していると」発言している。

サウジの減産量については、米エネルギー省が7日のアウトルックで
実質は30万バレルとの推定を出すなど、市場では疑問が広がっている。

Posted by 松     

今後も核開発を継続、イラン最高指導者
 [政治・国際情勢]

イランのイスラム教最高指導者のハメネイ師は8日、
テヘラン東部にあるセムナンで演説を行い、
今後も核技術を得るための開発を続けると明言した。

米国は目を閉じたまま、世界は核開発を望んでいないなどと
自分達の要求を口にするばかり。世界を見ておらず、
何も分かっていないのは彼らの方だと、米国を激しく非難した。

・・・ なんだかんだいって、イランではハメネイ師が一番なんです。
この人が強硬な姿勢を続ける限り、核開発を巡る欧米との対立が
解けることは無いでしょう。

Posted by 松     

米中間選挙、下院は民主党が勝利、上院は大接戦
 [政治・国際情勢]

7日に行われた米中間選挙で、民主党が12年ぶりに
下院の過半数を獲得した。

CNNのWEBサイトによると、NY7時40分現在
下院では定数435に対し民主党が227議席、共和党が194議席。
民主党が過半数の218を大きく上回り、12年ぶりの勝利を収めた。

一方、上院では100の議席のうち98議席がほぼ確定
民主、共和両党とも49議席ずつと大接戦となっている。

後はバージニア、モンタナの2選挙区の結果を待つばかり。

・・・民主党支持者の皆さん、おめでとうございます。
ニューヨークは民主党の地盤とされていますが、
金融関係者には共和党の支持者が多いのです。

普通なら中間選挙は大統領選に比べて市民の関心も今一つ、
といったところですが、今回は違ったようです。
これで、アメリカの政治の流れが変わるような気がします。

Posted by 松     

2006年11月07日(火)

OPECの実質減産量は日量74万5,000バレル、EIA
 [エネルギー]

米エネルギー省情報局(EIA)は7日、11月のアウトルックを発表した。
その中で、11月からのOPEC減産について実際の減産量の
推定を出しているので紹介しておく。

(単位1,000バレル)

実質減産量推定 目標減産量(総会合意)
サウジアラビア 350 380
イラン 50 176
ベネズエラ 0 138
UAE 100 101
ナイジェリア 0 100
クウェート 100 100
リビア 50 72
インドネシア 0 39
アルジェリア 60 59
カタール 35 35
OPEC10 (イラク除く) 745 1200

Posted by 松     

OPEC加盟国間で追加減産に対する意見分かれる
 [エネルギー]

今週に入って、OPEC加盟国のエネルギー担当相から
追加減産の可能性に関する発言が相次いでいる。

以下弱気と思われる発言から順に拾ってみた。

アルサバー・クウェート石油相:

「追加減産の必要性は感じられない。10月にドーハで合意した120万バレルの
減産で市場は安定、現在はバランスが取れている。」

バジリ・イラン石油相:

「OPEC加盟国は(インドネシアを除いて)先の減産合意をしっかりと遵守している。減産によって市場は安定するだろう。」

アルハミリ・UAE石油相:

「1バレル60ドルという現在の価格水準は極めて適正で、我々がうろたえることはまったく無い。

アティーヤ・カタール石油相:

「追加減産はもしかしたら必要かもしれないが、今それを議論するのは時期尚早。
市場は依然としてバランスが取れていない。」

ダウコル・ナイジェリア石油相:

「このまま価格が低迷し在庫が高水準を維持するようなら、
OPECは追加減産を行うだろう。」

ヌアイミ・サウジ石油相:

「市場はバランスが取れておらず、(追加減産の)可能性は非常に高い」

結局はサウジの意見が通ることになるのだろうが
これを見る限りOPECの足並みは揃っているとは思えない。
ただし、先週に生産を減らさないことを明らかしたインドネシア以外、
どの加盟国も10月に決定した減産合意は遵守することは明言している。

Posted by 松     

世界需要は2030年までに53%増加、IEA
 [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は7日、2006年エネルギーアウトルックを発表、
世界石油需要は中国やインドをはじめ途上国に牽引され、2030年までに
53%増加し日量1億1,600万バレルに達するとの見通しを示した。

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Posted by 松     

追加減産の可能性は非常に高い、サウジ石油相
 [エネルギー]

湾岸協力会議に出席のためUAEのアブダビを訪問中の
ヌアイミ・サウジ石油相は7日、OPECが12月に開かれる
臨時総会で追加減産を行う可能性は非常に高いとの見通しを示した。

我々の目的は市場の(需給)バランスを取ることであり、
10月の緊急総会ではそうした措置を取ったと強調、
市場が供給過剰にある限り生産量を減らす意向を改めて示した。

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Posted by 松     

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