2006年11月22日(水)
インドは2週間以内に砂糖輸出を解禁、製糖協会幹部
[砂糖]
インド製糖協会の幹部は22日、同国の砂糖輸出規制が2週間以内に解除されるとの
見通しを示した。これは「100%確実な情報」で、12月中にも輸出が再開するという。
また砂糖きび生産は増加する国内のエタノール需要に振り向けられることから、
輸出量は200万トンを超えることはないともしている
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欧州圏の経済成長は潜在成長率に近づく、ECB理事
[要人発言]
ECBのゴンザレス=パラモ理事は22日、マドリッドで開かれた会議でインタビューに答え、
最近発表された欧州GDPの内容を見る限り、域内の経済成長は潜在成長率に近づいて
いるとの見方を示した。
最近のエネルギー価格の変動については、ECBはまだ注視していないとし、12月の初めにも
インフレや金利に対する価格変動の影響を検証することになると述べた。
理事の発言は、事前に発表されたスペインの7-9月期GDPの伸びが年率3.8%、前日の仏GDPが1.9%となったことを受けてのもの。
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失業保険申請件数は予想を大きく上回る増加
[経済指標]
サンクスギビングのため、通常より一日早く発表された失業保険新規申請件数は
予想を大きく上回る前週比1万2,000件増となった。
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武装勢力、ナイジェリアの海上供給施設を占拠
[エネルギー]
伊石油大手のEni社は22日、ナイジェリアで石油供給船が武装勢力の攻撃に遭い、
外国人を含む職員を人質となったことを明らかにした。供給船はナイジェリアの石油輸出港、
ポート・ハーコートの沖合にあり、石油貯蔵と積み出しを行っている。襲撃当時83名の職員が
おり、7名を残して釈放された模様。また、追加情報によると人質の1名は救出作戦の際に
死亡したと伝えられている。Eni社のナイジェリア子会社アジップでは、今月初めにも
日量5万バレルの供給施設が占拠され、月曜に事件が解決されたばかり。
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追加減産は50-100万バレル、イランOPEC理事
[エネルギー]
イランのアルデビリOPEC理事は22日、OPECは来月ナイジェリアで開かれる臨時総会で、
追加減産を決定する方向に傾いているとの見方を述べた。全てのものが追加減産の
必要性を示唆しており、後はどの程度の量を減らすかだけの問題だという。
減産量は総会前に開かれるMMC(閣僚監視委員会)の分析と、その時の在庫水準に
基づくとしたものの、50万から100万バレルの間に落ち着くだろうと予想した。
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価格下落すれば追加減産、クウェート石油相
[エネルギー]
クウェートのアルサバー石油相は22日、石油価格が適正と思われる1バレル55-60ドルの
レンジを割り込んだ場合、来月ナイジェリアで開かれるOPEC臨時総会で追加減産を
決定するとの見通しを示した。この価格レンジは非常に満足できる水準とした上で、
もし更なる下落があれば、速やかに生産量を減らすとした。
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2006年11月21日(火)
ブラジルで大豆のアジアさび病感染を確認
[穀物・大豆]
ブラジルの地元通信社が伝えたところによると、ミナスジェライス州の一部で大豆のアジア
さび病感染が確認された模様。先週金曜にも主要生産州のマットグロッソの8地区で
感染が報告されたばかり。もっともマットグロッソでは昨年の同時期に22地区で
確認されており、まだ深刻な状況でもなさそうだ。
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ホワイトハウス、GDP成長見通しを引き下げ
[エコノミー]
ホワイトハウスは21日、経済諮問委員会(CEA)、米財務省、予算管理局の共同発表の形で
将来の経済予測を発表。2007年度のGDP伸び率を年2.9%と見通した。今年6月の
3.3%から下方修正した。今年度についても従来の3.6%から3.1%に引き下げている。
以下はホワイトハウスのWEBサイトからの抜粋
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減産は十分に達成されていない、OPEC議長
[エネルギー]
OPECのダウコル議長は21日に掲載された新聞でのインタビューで、いくつかの加盟国が
減産合意を遵守していないことを認めた。OPEC加盟国はベストを尽くしているとしながらも、
国によって事情が異なることから減産が十分に達成できない場合も常に存在すると説明。
しかしながら、我々が生産を減らしていることは疑う余地もないという。
また、来月ナイジェリアで開かれる臨時総会では、追加減産を検討するのは確実と、
改めて生産引き下げの意向を示している。
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FEDの見通しは誤りを犯しやすい、ウォルシュ理事
[要人発言]
FRBのウォルシュ理事は21日、NY証券取引所でスピーチを行い、景気やインフレに
ついての見通しを述べた。
景気見通しについては、最近の指標を総合的に見る限り、年初から9ヶ月間の間に経済
活動は著しくスローダウンしていると分析。住宅市場の急激な落ち込みはは来年にかけても
景気の足を引っ張るととした。しかしながら(住宅)市場は既に安定し始めており、全般的な
経済成長は7-9月期の低迷から回復、長期的な成長トレンドに近づくと予想している。
インフレについては年初に比べると沈静化したものの、依然として満足できる水準にはないと
指摘。市場では穏やかなダウントレンドを織り込み始めているが、インフレリスクは明らかに
存在すると警告した。
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OPECにまだ減産の予定はない、インドネシア
[エネルギー]
インドネシアのプルノモ・エネルギー鉱物資源相は21日、OPECはまだ追加減産の実施を
予定しているわけではないと、追加減産を示唆する最近の加盟国閣僚の発言を牽制した。
もっとも、減産を決定した場合はそれを支持するという。
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アラスカパイプラインの稼動、通常の4分の1に
[エネルギー]
アラスカ縦断パイプライン(TAPS)を運営するAlyeska パイプラインサービスの広報担当者は
20日、悪天候で輸出作業が遅れていることを受け、TAPSの輸送量を通常の25%まで
減らしていることを明らかにした。
先週16日には南部の輸出港バルディズの貯蔵タンクが一杯になり、10時間は完全に
稼動を停止したという。TAPS全体の輸送能力は日量80万バレル。
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