2006年11月17日(金)
ベネズエラは減産に真剣に取り組み、スタットオイル現地責任者
[エネルギー]
ベネズエラのオリノコ川流域で操業を行っているノルウェー・スタットオイルの現地
責任者は17日、エネルギー関連の投資家会議で、ベネズエラ石油省はOPEC合意に
基づく減産の実行について、非常に真剣に取り組んでいると発言した。
ベネズエラの目標減産量は日量13.8万バレルで、同国はオリノコ川流域の
超重質油の生産を減らすことで達成するとしている。
Posted by 松
インフレを容認する寛容性はない、ダラス連銀総裁
[要人発言]
ダラス連銀のフィッシャー総裁は17日、フランクフルトで開かれた欧州銀行会議で発言、
ドルは第二次世界大戦後一貫して基軸通貨であり続けていたし、今後もそうだろうと
ドルに対する信頼性は揺るがないとの見通しを示した。
経済的なショックでドルが重要性を損なうことは考えられず、基軸通貨の座を
追われるような大事件は起こらないとした。
また中央銀行のインフレ対する姿勢はどのような状況でも疑われるべきではないと、
今後も引き続きインフレ抑制に重点を置く姿勢を示している。
Posted by 松
10月住宅着工件数は00年7月以来の低水準
[経済指標]
10月新規住宅着工件数は00年7月以来
建築許可件数は97年12月以来の低さです
指標の整理をしていて思うこと
・・・最近は〜年以来の低水準とか、落ち込みとかというのがやたらと多い
詳細はこちらから
Posted by 松
2006年11月16日(木)
ブラジルの次年度コーヒー生産は3,000-3,200万袋、サンパウロ州研究所
[コーヒー]
ブラジルのサンパウロ州農業局の経済研究所(IEA)は16日、07/08年度のコーヒー生産が
3,000-3,200万袋になるとの推定を発表した。これは国内生産の半分以上を占めるサンパウロ、
ミナスジェライス両州の農協からのレポートを基にしたもので、生産サイクルの裏作に当たる上、
開花が不調だったこともあり、4,200万袋とされる06/07年度から大きく落ち込むことになる。
IEAの推定は政府の公式発表ではないが、公的機関からの推定が出るのは今回が初めて。
ブラジル食料供給公社(CONAB)から出される公式生産推定は、来月15日の発表予定。
Posted by 松
ブラジル政府、ガソリンへのエタノール混合比率引き上げを検討
[砂糖]
ブラジル農務省の報道官は16日、政府はガソリンに混合するエタノール比率の引き上げを
可能性を検討しており、早ければ来年1月にも25%に引き上げられるとの見通しを示した。
エタノール比率は価格上昇を受けて今年の春に25%から20%に引き下げられ、その後の
砂糖価格下落の一因となった。来週からは23%に引き上げられるが、先月末にこの方針が
決定された際にも、一気に25%まで引き上げるのではとの見方も強かった。
Posted by 松
CPIコアは「良い知らせ」、セントルイス連銀総裁
[要人発言]
セントルイス連銀のプール総裁は16日、ワシントンDCの金融政策会議で講演、
朝方発表されたCPIコアが前月比0.1%の上昇にとどまったことについて、”good news” と
内容に満足していると発言した。もっとも、「数字はFEDがインフレに関するデータを
全て修正するほど決定的なものではなく、これでインフレから抜け出せたわけではないと、
楽観論の台頭にも警戒感を示した。
エネルギー価格が再び上昇する可能性がある上、「完全雇用」に近づきつつあることが
依然としてインフレ要因となり得るという。
Posted by 松
ECBに疑問を呈するのは理に適っている、仏大統領
[要人発言]
フランスのシラク大統領は16日、マドリッドの会議で発言、「ECBの独立性にはこの上ない
敬意を払っていると」とした上で、「ECBの方針について疑問を呈するのは理に適っている」と
先のドピルパン首相による追加利上げ牽制発言を後押しした。また、「ECBに批判的なのは、
フランス一国だけではない」と、欧州内に同じような論調があることを示唆した。
Posted by 松
CPIコアは正しい方向に向かっている、シカゴ連銀総裁
[要人発言]
シカゴ連銀のモスコウ総裁は16日、アメリカン・ビジネス・メディア主催の会議で講演を行い、
目先の物価上昇に対して改めて警戒感を示した。
GDPは今後7-9月期の落ち込みから回復し、来年1年程度は平均して潜在成長率を
やや下回る水準で推移すると予想。インフレについては現在の水準は依然として
高すぎると警告、景気が落ち込むリスクよりもインフレが進行するリスクの方が高いと、
将来の追加利上げの必要性を示唆した。
Posted by 松
OPEC生産は110万バレル減少、ペトロロジスティクス
[エネルギー]
タンカー調査のペトロロジスティクス社によると、11月のOPEC生産量は
前月から110万バレル減少し、日量2,720バレルになるという。
サウジは30万バレル減って880万バレルとなる。
市場ではOPECが先の緊急総会で11月から日量120万バレル生産量を減らすと
合意したのに対し、減産が遵守されるか懐疑的な声が多い。
今回、実際に生産量が減少したとの具体的な推定が出たことで、
市場の見方が変わる可能性が出てきた。
Posted by 松
【 過去の記事へ 】