2006年11月17日(金)
ベネズエラは減産に真剣に取り組み、スタットオイル現地責任者
[エネルギー]
ベネズエラのオリノコ川流域で操業を行っているノルウェー・スタットオイルの現地
責任者は17日、エネルギー関連の投資家会議で、ベネズエラ石油省はOPEC合意に
基づく減産の実行について、非常に真剣に取り組んでいると発言した。
ベネズエラの目標減産量は日量13.8万バレルで、同国はオリノコ川流域の
超重質油の生産を減らすことで達成するとしている。
ベネズエラはチャベス大統領が就任するまでは減産合意破りの常習国と位置付けられ、
常に生産枠を守らずに超過生産を行ってきた国。しかし石油収入を貧困層の救済に充てると
謳って大統領になったチャベス就任後は、一転して石油価格の引き上げを目的とした
減産を主張している。ただ、今回は米エネルギー省が減産予想をゼロと予想するなど
同国の取り組みに懐疑的な意見も多い。これは第三国の人間の話だけに、ある程度
信憑性のあるものだとは思うのだが。
Posted by 松