2006年11月10日(金)
CFTC建玉報告は月曜に発表
[サイト内ニュース]
通常金曜の午後に発表されるCFTC建玉報告ですが、
今週は11日がベテランズ・デーの休日のため、
11月13日の月曜に発表が延期されます。
Posted by 松
国際収支の不均衡は徐々に是正、中国人民銀行総裁
[要人発言]
周・中国人民銀行総裁は10日、ECB主催の中央銀行会議で講演を行い、
国際収支の不均衡問題は、徐々に解決されていくべきとの見解を示した。
2003年以降の国内経済の急成長については、同年以降我々が予想し得る
以上の非常に速いペースで状況が変化したと分析。
マネーサプライの伸びについては、健全と思われるペースより速いと
しながらも、インフレは低く抑えられているとした。
中国経済は転換期を迎えており、中央銀行も政策変更を迫られているとも述べた。
中国の貿易黒字が記録を塗り替えている点についても触れ、国際収支の
不均衡は中国経済が健全なうちに是正されるべきとの考えを述べた。
これは国際間の協力や為替の調整により、徐々に行なわれていくとした。
周総裁は講演前の取材に対し、為替政策に変更は無いとする一方、
目先の金利政策についてはコメントを避けている。
また講演後には、ドルをはじめ外貨を売却する予定は無いともコメントしている。
Posted by 松
マネーサプライはかつてほどの信頼性が無い、FRB議長
[要人発言]
バーナンキFRB議長は10日、ECB主催の中央銀行会議で講演を行い、
マネーサプライがインフレや経済成長を計る指標として
かつてほどの信頼性を持たなくなってきたとの見解を示した。
信頼性を低下させた大きな要因として、規制緩和やテクノロジーの
進歩による金融技術の大幅な革新を挙げており、支払方法の発達や
オンラインバンキングの成長によって、これまでとはまったく
異なった取引形態が急速に増加しているという。
その他、全体の半分から3分の2のドルが外国で保有されている点を指摘。
国境を越えたお金の動きは不正確にしか把握できない上、米国内の状況に
ほとんど関係の無いところで為替や金融の状況を大きく変えてしまうとした。
Posted by 松
安保理決議にロシア案なければIAEA協力打ち切りも、イラン
[政治・国際情勢]
イランのラリジャニ核開発交渉担当官は10日、訪問先のモスクワで
記者団の質問に答え、もし国連安保理がロシアの提出した修正案を
加えることなしに対イラン制裁決議を承認した場合、現在同国内で
査察を続けている国際原子力委員会(IAEA)への対応を再検討すると、
査察への協力を打ち切ることも辞さない方針を示した。
ロシアはイラン国内で原子力発電所の建設を進めており、
先週金曜には国連安保理に対してこの発電所閉鎖条項をはずした
イラン制裁決議修正案を提出している。
Posted by 松
石油施設の武装グループはまもなく退去、ナイジェリア
[エネルギー]
ナイジェリアの伊石油大手Eniの子会社所有の石油供給施設を
占拠している武装グループは、まもなく施設を開放し退去する模様。
関連するグループのリーダーがダウジョーンズの電話取材に答えた。
武装グループは今週初めにこの施設を攻撃、日量5万バレルの生産を停止
させた上、職員48人を人質に立てこもった。その後人質は断続的に
施設から逃げ出している。
このリーダーも当初は「目的が達成されるまで退去はしない」と語っていた。
Posted by 松
2006年11月09日(木)
民主党の勝利で経済政策の転換はない、グリーンスパン
[要人発言]
グリーンスパン前FRB議長は9日、ボストンで開かれた会議でスピーチを行い、
中間選挙で民主党が勝利を収めたことを受けて経済政策が大転換することは
無いとの見通しを示した。
「これは共和党が敗れた選挙であって、民主党が勝利したわけではない。
(民主党の)政策はまだはっきりしておらず、政府の政策が大きく変わることは
まず無いだろうと語った。
Posted by 松
50ドル以下の原油価格は望まない、ベネズエラ大統領
[エネルギー]
ベネズエラのチャベス大統領は8日、政府は今後原油価格が50ドル以下に
下がることのないよう、必要な措置を講じていくとの意向を示した。
また、今後の方針についてOPECやロシアなど非OPEC加盟国と
緊密に連絡を取り合っていることも明らかにした。
・・・目標価格の下限設定はOPECの他の加盟国が言明を避けている問題だが、
さすがはベネズエラ、あっさりと言っちゃいました。
問題はこの50ドルというのが何を基準にしているか。WTIならまだかなりの
余裕があるものの、たとえばベネズエラのバスケット価格は先週に
50ドルを割り込んでいる。このあたりを明確に言ってくれると助かるのだが・・・
Posted by 松
BOE、政策金利を3ヶ月ぶりに引き上げ5.00%に
[金融・経済]
バンク・オブ・イングランドは9日に開いた金融政策委員会で
政策金利を0.25%引き上げ5.00%とした。
英国の景気については、個人消費は変動が激しいものの、全般的には
穏やかの成長を続けていると分析。設備投資の回復は順調で、輸出の
澪と押しも明るい。クレジットとマネーは早いペースで伸びており、
資産価格も引き続き上昇しているという。
物価については、9月のCPIが前年比2.4%だったことを例に挙げ、
エネルギー価格は下落したものの、短期的なインフレ圧力は
強まっているという。この傾向は目先機更に強まる恐れがあるが
その後はエネルギーと輸入価格の下落によって鎮静化するとの
見通しを示した。
Posted by 松
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