2006年11月01日(水)
ロシアの産油量は8-10年の間に増大、IEA副理事
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)のラムゼイ副理事は1日、
モスクワで開かれた投資フォーラムで発言、
東シベリア地区の開発に着手すれば今後8-10年の間に
ロシアの産油量は飛躍的に伸びるとの見通しを示した。
ロシア企業は同地区にまったく投資をしておらず、
通常なら開発開始から5-7年で生産を開始できるところが
8-10年はかかるのだという。
開発投資のスパンの長さと相場の動きの早さ、
相反するものを同時進行で見るのは
なかなか難しいことで・・・
Posted by 松
アップデート - 弱気の指標受けたドル売りもさすがに一服、原油は在庫統計で乱高下
[アップデート]
更新:NY11時過ぎ
株:小幅安、ISMや建設支出を受けて急落した後、徐々に下げ幅を縮小
ドル:まちまち、弱気の指標を受け売られるも、さすがに買戻しが入る
原油:在庫統計の発表を受け乱高下、現在はやや安い水準に落ち着く
石油製品:在庫取り崩しを受けガソリンは上昇、暖房油はその後売り優勢に
金:続伸、弱気の指標支えに堅調な展開、イランの軍事演習も強気材料か
穀物、大豆:寄付きではやや売りも残っていたが、総じて底堅い動き
砂糖:シリアが4万トン買い付け、久しぶりの現物需要を好感し堅調
コーヒー:ファンドの買いが強く、一時111.20と2ヶ月ぶりの高値まで上昇
Posted by 松
原油在庫は190万バレルの増加、ガソリンと留出油は大幅取り崩し
[エネルギー]
原油在庫増はある程度予想されていたが、
ガソリン、留出油の取り崩しはかなりのサプライズ
詳しくはこちら
Posted by 松
10月ISM指数は51.2、03年6月以来の低水準
[経済指標]
昨日に続いて、今日も弱気の指標のオンパレード。
同時に発表された建設支出や
住宅販売ペンディングも前月を下回っております。
詳しくはこちら
Posted by 松
ADP10月雇用レポート-非農業雇用数は12.8万人増加
[経済指標]
米雇用データサービスADPの発表による
10月非農業雇用数は前月比で12万8,100人の増加
金曜に発表される雇用統計の市場予想は12.5万人増で
それよりやや強気の数字となっている
詳細はこちら
Posted by 松
イランが大規模軍事演習
[政治・国際情勢]
軍関係者によると、イランは2日からペルシャ湾を含む
広い地域で大規模な軍事演習を始める予定。
演習は9日間、10の地域にわたって行われるという。
イランが前回演習を行ったのは8月、
米中間選挙の前にわざわざぶつけたのでは?
とは考えすぎでしょうか。
演習は中距離ミサイル「シャハブ-3」の発射実験で幕を開けるらしい。
また米海軍が展開しているオマーン湾も演習粋に含まれる
というのだから穏やかじゃない。
ちなみに、イランは1日から日量17万6,000バレル
輸出量を減らすことを石油省関係者が明らかにしています。
Posted by 松
UAEが日量10.1万バレルの減産開始を発表
[エネルギー]
UAEは先のOPEC緊急総会の合意に基づき、
1日から生産量を日量10万1,000バレル
減らしたことを正式に発表した。
またアル・ハミリ石油相は12月のナイジェリア
臨時総会における追加減産について、
「向こうに行ってから決める」と明言を避けた。
UAEは今回もかなり早い時期から減産遵守を表明しており
そういった意味ではあまり目新しさはない。
やはりナイジェリアとかリビアとかが
はっきりしないと市場の疑念は晴れないのではないだろうか。
Posted by 松
2006年10月31日(火)
エジプトGASC、小麦5.5万-6.0万トンを買い付け
[穀物・大豆]
エジプトGASC(商品供給公社)は、小麦5万5,000トンから6万トンの
買い付けを予定していると発表した。
対象には米産、豪州産、仏産、カナダ産が予定されており、
受け渡しは12月の11日-20日、FOB(運賃別)となっている。
入札は明日の午前中に締め切られる。
エジプトは元来米国産の大口顧客だが、最近は価格の面から
豪州産の買い付けに重点を置くようになってきた。
干ばつによる豪州の生産減で結果がどのように
影響されるのか、注目したい。
Posted by 松
コロンビア・パイプラインでガス漏れが発生、周辺施設閉鎖
[エネルギー]
メキシコ湾岸でパイプラインを運営している
コロンビア・ガルフ。トランスミッションによると、
31日にルイジアナ州の生産施設間を結ぶ
天然ガスパイプラインでガス漏れが発生、
周辺の計22基のプラットフォームが稼動停止に追い込まれた模様。
ガス漏れ箇所が水深70フィート(20メートル)の地点にあり、
今日中にダイバーが状況を確認できれば良い方だという。
当然ながら、修復に要する期間などもまだ分かっていない。
Posted by 松
ナイジェリアの石油施設が稼動再開、シェブロン
[エネルギー]
石油大手シェブロンはナイジェリアで治安悪化のため
閉鎖していた石油施設の稼動再開を発表。
稼動再開したのは、Robertkiri という供給施設で、
付近にあるシェルの施設が住民に占拠されたことを受け
5日前から閉鎖されていた。
施設は日量1万3,000-5,000バレル(情報によって異なる)の
石油供給を行うことが出来る。
また、占拠されていたたシェルの施設
(3ヶ所で計日量4万7,000バレル)からも、
住民が退去を始めているという。
Posted by 松
小麦に感染する新ウィルス発見、カンザス州立大学
[穀物・大豆]
カンザス州立大学の研究チームが
小麦に感染する新たなウィルスを発見したと発表。
春には州内の複数の農場で存在が確認していたという。
もっとも、今年度のイールドに影響を与える兆候は
今のところ見られないそうな。
今後ウィルスがどの程度拡散するのか、
将来イールドに悪影響を与える可能性があるのかなど、
まだまだ分からないことが多いらしい。
今後も研究を続けていくとのこと、
大豆のアジアさび病のようにならなければ良いが・・・
Posted by 松
韓国、クウェートと石油備蓄確保契約を締結
[エネルギー]
韓国石油省は31日、同国の石油公社とクウェート石油が
200万バレルの石油備蓄確保の契約を結んだ模様。
韓国がクウェートに対し施設を貸し出す一方、
非常時にはクウェートから優先的に
石油供給を受けることができるという内容。
韓国は他にノルウェー、アルジェリア、中国とも
同様の契約を結んでいる。
中国にせよ、韓国にせよ、エネルギー消費が
増えるに伴い備蓄確保は安全保障の問題。
他のアジア諸国も遅かれ早かれ何らかの
形で備蓄の積み増しを始めるだろう。
こうした需要も積もり積もれば馬鹿にならないはずだ。
Posted by 松
マーケットアップデート - 弱気の経済指標受けドル急落
[アップデート]
株:弱気の経済指標を受け売り優勢の展開 - 意外に下げ渋ってる感じ
ドル:大幅下落、ドル円は117を割り込む - いよいよ来ましたね・・・
原油:続落、ナイジェリアの武装勢力が占拠していた石油施設を開放
- 12月から輸出も増やすそうな
金:まちまち、朝方は利食いに押されるも、ドル安を受け復活
穀物、大豆:総じて安い。月末の手仕舞い売りというところ
砂糖:まちまち。リヒトの弱気の需給見通しが一時嫌気されるも、底堅い
コーヒー:小幅安、相変わらずの材料不足
Posted by 松
F.O.リヒト、世界砂糖需給は1,170万トンの供給過剰
[砂糖]
ドイツの砂糖調査機関F.O.リヒトが、2006-07年度の
世界砂糖需給を1,170万トンの供給過剰とする
推定を発表したらしい。
ISO(国際砂糖協会)が9月に出した推定が220万トンだったから
1,000万トンを超える供給過剰の推定はかなり弱気。
供給が1,600万トンに対し、需要は1,483万トン。
需要の伸びがかなり低く抑えられている印象を受けた。
Posted by 松
【 過去の記事へ 】