2020年02月06日(木)
19/20年世界穀物生産見通し僅かに上方修正、前年比2.3%増・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は6日付のレポートで、世界の2019/20年度穀物生産が27億1470万トンと、前年から2.3%増加し、過去最高を更新する見通しを示した。昨年12月の前回報告での27億1400万トンから僅かながら上方修正でもある。
コーンを含めて雑穀の生産を14億3270万トンから14億3910万トンに上方修正した。前年との比較で2.3%増加。小麦生産は7億6340万トンとみており、従来の7億6640万トンから引き下げた。それでも前年比4.3%増加、過去最高に変わらない。
2019/20年度の穀物消費予想は27億900万トンから27億1380万トンに小幅引き上げた。前年と比べると1.2%増加し、過去最高更新。主に米国の飼料用コーン需要上方修正が寄与し、ブラジルの下方修正も補ったという。小麦消費を7億6340万トン、雑穀は14億3910万トンで、いずれも前回報告時の7億5830万トン、14億3390万トンから上方修正。前年に比べてそれぞれ4.3%、2.3%の増加になる。
穀物の貿易は4億1610万トンの従来予想から4億2020万トンに引き上げた。前年からは2.3%増加。期末在庫は8億6330万トンの見通しで、20万トン上方修正、前年は0.6%下回る。
FAOはこのほか2020年産穀物について、3月に始まる南半球の雑穀収穫に十分な降雨と2年連続して平均以上の作付になったことが寄与すると見通した。国内価格の上昇、輸出需要が堅調なこともプラスと指摘。北半球では、米国で冬穀物の作付が減少、また欧州連合(EU)でフランスや英国の多雨の作付への影響などを反映して減反とみられるという。ウクライナの公式データで同国の小麦作付が減少となったが、好天気でイールド見通しが上向いているとの見方を示した。ロシアの冬小麦作付は過去最高となり、春小麦も増反予想。天候次第で前年の記録的な生産水準が見込まれるとした。
Posted by 直 2/6/20 - 12:05



