2020年02月13日(木)
1-3月期の世界石油需要は前年比で43.5万バレル減少、IEA月報
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2020年1-3月期の需要が前年比で日量43.5万バレル減少するとの見通しを示した。新型コロナウィルスの感染拡大の影響で、中国経済が停滞したことが背景にあり、四半期ベースで前年から需要が落ち込むのは、ここ10年以上で初めてとなる。2020年通年の需要の伸びは日量82.5万バレルと、2011年以来の低い伸びになると推定、前月からは36.5万バレルの引き下げとなった。2019年の需要の伸びは、88.5万バレルに引き下げられた。
1月の世界石油生産は日量1億50万バレルと、前月から80万バレル減少した。石油供給施設の閉鎖によってリビアの生産が大幅に落ち込んだほか、UAEの生産も減少した。前年比ではほぼ変わらず、非OPEC産油国の生産は210万バレル増加したものの、OPECの生産削減で相殺された。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は2020年1-3月期に日量2,720万バレルに減少、1月に2,886万バレルだったOPECの生産量を大幅に下回っている
2020年1-3月期の製油所稼動は、やはり新型ウィルス感染拡大の影響で前月から日量110万バレル下方修正された、前年比では日量50万バレルの減少となる。2020年の通年でも、前年から70万バレルの増加にとどまると見られている。
OECD諸国の在庫は、12月末時点で29億1,500万バレルと、前月とほぼ同水準となった。石油製品の在庫が増加、原油在庫の取り崩しと相殺された。過去5年平均は2,640万バレル上回る水準にあり、消費の61.0日をカバーしている。速報データによると、1月には米国と日本で在庫が増加した一方、欧州では取り崩しが進んだ模様。洋上在庫は1月に前月から770万バレル増加、7,620万バレルとなった。そのほとんどはイランが保有している。
Posted by 松 2/13/20 - 05:10



