2020年10月01日(木)
8月個人所得は前月から2.71%減少、個人消費支出は0.99%増加
[経済指標]
個人所得・個人消費支出
出所:米商務省、NY8:30発表、季節調整値、単位:10億ドル
20年8月 | 前月比 | 市場予想 | ||
個人所得 | 19492.8 | ↓2.71% | ↓2.0% | |
個人消費支出 | 14369.6 | ↑0.99% | ↑0.6% | |
貯蓄率 | 14.07% | ↓3.60 | ||
個人消費価格指数(PCE) | 111.639 | ↑0.32% | ↑0.3% | |
PCEコア | 114.004 | ↑0.33% | ↑0.3% |
米商務省によると、8月の個人所得は前月から2.71%減少した。3ヶ月ぶりの大幅減で、市場が予想していた以上のマイナス幅となった。政府による失業保険の上乗せ給付が失効したことが、背景にある。給与所得は1.31%の増加、年金などは0.79%の増加となった。資産所得は0.18%の増加、利子が0.88%増加の一方で、配当は0.72%減少した。可処分所得は3.19%の減少となった。
個人消費支出は前月から0.99%増加した。5月から連続の増加で、この4ヶ月間で最も低い伸びにとどまったものの、市場予想は上回った。サービスは1.38%の増加、耐久財は0.91%増えたが、非耐久財は0.14%の減少に転じた。貯蓄率は14.07%と、前月の17.67%(修正値)から低下した。
個人消費支出物価指数(PCE Index)は前月から0.32%の上昇、エネルギーと食品を除いたPCEコアが0.33%上昇した。いずれもほぼ予想通り。前年同月との比較にすると、PCEが1.38%の上昇、コアの上昇率は1.59%となった。
Posted by 松 10/1/20 - 08:36