2020年10月08日(木)
20/21年度世界穀物生産見通し、250万トン下方修正・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、世界の2020/21年度穀物生産見通しを27億6240万トンと、前回報告の27億6490万トンから250万トン引き下げた。前年比にすると2.1%増加で、2019/20年度より低い伸びになりながらも、2年連続して過去最高を更新する。
コーンなどの雑穀を14億9560万トンから14億8840万トンに下方修正した。背景にあるのが欧州連合(EU)やロシア、ウクライナのコーン引き下げで、乾燥の影響を指摘。また、中国と米国のコーンも天候要因から下方修正したという。ただ、米国に関しては引き下げでも前年比プラスの見方に変わらないという。修正後の世界生産見通しは前年から3.1%の増加。
小麦を7億6010万トンから7億6490万トンに引き上げた。上方修正により、従来の前年割れの見方から0.43%と僅かにも増加予想にシフトとなり、この結果過去債を更新する。上方修正は主にオーストラリアにより、EUやロシアのイールド改善も寄与したとコメント。
2020/21年度の世界消費は27億4370万トンの見通しで、前年から2.0%増加、過去最高を記録する。ただ、前月時点での27億4640万トンからやや引き下げた。雑穀が2.9%増えて14億7660万トンになるとみており、14億7930万トンから下方修正。飼料用コーンの消費が引き下げとなった。小麦は7億5610万トンの従来予想に対して、7億5660万トンの見通しで、前年から0.8%の増加になる。中国とインドをはじめアジアの消費増加を挙げた。
世界穀物貿易見通しを4億4140万トンから4億4760万トンに引き上げた。前年から2.4%増える。期末在庫は8億8960万トンの予想で、8億9550万トンから下方修正、前年に比べると1.9%の増加。
Posted by 直 10/8/20 - 13:28



