2021年01月12日(火)
EIA、2021年世界石油需要見通しを引き下げ、2022年は3.4%増加
[エネルギー]
EIAアウトルック
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、単位100万バレル(日量)
2022年 | 2021年 | 修正 | 2020年 | 修正 | ||
世界需要合計 | 101.08 | 97.77 | ↓ 0.39 | 92.21 | ↓ 0.17 | |
世界供給合計 | 100.62 | 97.13 | ↓ 0.29 | 94.23 | ↓ 0.02 | |
価格見通し | 2022年 | 2021年 | 修正 | 2020年 | 修正 | |
WTI原油 | $49.81 | $49.70 | ↑ 3.92 | $39.17 | ↑ 0.21 | |
レギュラーガソリン小売 | $2.42 | $2.40 | ↑ 0.13 | $2.18 | ↑ 0.01 |
米エネルギー省情報局(EIA)は12日に発表した短期アウトルックで、2021年度の世界石油需要を日量9,777万バレルと推定、前月から39万バレル引き下げた。前年比では556万バレル、6.03%の増加となる。米国を28万バレル引き下げたほか、欧州を12万バレル引き下げた。一方、中国の需要は2万バレル引き上げられた。今回が初回推定となる2022年度の需要は日量1億108万バレル、前年比で331万バレル、3.39%増加する見通しとなった。
2021年度の世界石油供給は日量9,713万バレルと、前月から29万バレルの下方修正。前年からは290万バレル、3.08%増加する見通しとなった。2022年度は1億62万バレルと前年比で349万バレル、3.59%増加するとした。OPECの12月の石油生産は日量2,525万バレルと、前月から22万バレル増加した。リビアの生産が16万バレル増加したほか、UAEが7万バレル、イラクが4万バレルそれぞれ増加、一方でアンゴラの生産は5万バレル減少した。
価格見通しは、2021年のWTI原油価格平均が1バレル49.70ドルと前月から3.92ドルの上方修正。2022年は49.81ドルと、小幅に上昇する見通しとなった。レギュラーガソリンの小売価格は2021年が1ガロン 2.40ドルと前月から13セントの引き上げ、2022年は2.42ドルに上昇するとの見通しを示した。
Posted by 松 1/12/21 - 13:12