2021年01月13日(水)
20/21年仏軟質小麦生産推定据え置き、前年から26.5%減少
[穀物・大豆]
フランス政府機関FranceAgriMerは月次レポートで、同国の2020/21年度(7-6月)軟質小麦生産推定を2907万3000トンで据え置いた。7月に3131万3000トンの初回予想を発表してから前回報告まで4回連続の下方修正(8月の報告は休み)が一服した格好になる。前年に比べると26.5%減少。作付が前年比14.9%減の425万2000ヘクタール、イールドは6.84トンで。前年の7.91トンから低下となる。
輸出見通しは1326万7000トンから1340万7000トンにやや引き上げた。前年との比較にすると36.2%ダウン。欧州連合(EU)向け見通しを605万3000トンから601万3000トン、域外向けを709万トンから727万トンにそれぞれ修正した。いずれも前年から減少。期末在庫見通しは前年を18.0%下回る248万5000トンとした。前回報告時の249万8000トンから若干修正。
FranceAgriMerはまた、2020/21年度(7-6月)コーン生産推定を前年比3.0%増の1240万4000トンで維持した。9月に発表した初回予想の1326万7000トンから前月まで3回連続の下方修正が止まった。作付は155万4000ヘクタールで、前年からは11.6%の増加予想。イールドが7.98トンになり、前年の8.65トンから低下を見越す。
輸出予想が455万3000トンで、前月の461万3000トンから小幅修正した。前年比にして8.8%の増加になる。EU向けが385万3000トンで、10万トン下方修正。前年からは5.9%増加する。非EU向けは54万トンから58万トンに修正、前年との比較にして28.8%増加の見通しとした。期末在庫は189万3000トンから186万に修正。前年から8.6%減少となる。
Posted by 直 1/13/21 - 09:12