2021年07月14日(水)
21/22年インド砂糖生産暫定見通し3100万トン、前年とほぼ同水準
[砂糖]
インド製糖所協会(ISMA)は、国内の2021/22年度(10-9月)砂糖生産が3100万トンになるとの暫定見通しを発表した。2020/21年度の生産が現時点で3070万トン。タミルナドゥ州とカルナタカ州であと20万トンほど生産が予想されており、最終的に3090万トンになることから、2021/22年度は約10万トン増加するだけで、ほぼ同水準の見通しという。
ISMAは、6月終わりの衛星画像に基づいて砂糖きびが面積にして545万5000ヘクタールと推定する。前年から3%増加。また、6月14日には各州の代表との会議を開き、現地のイールドや砂糖きびの糖分見通し、前年と今年の降水量、給水所の推移などについて話し合ったとコメント。エタノール生産見通しも考慮し、2021/22年度の砂糖生産が3100万トンになるとの見方に至ったという。
州別に、ウッタルプラデシュ州の砂糖生産見通しは1192万7000トンとなった。砂糖きびの栽培面積が前年比ほぼ横ばいの231万2000ヘクタール、イールドが僅かに上昇とみられることを指摘した。マハラシュトラ州では砂糖きびが11%増反となり、砂糖生産が1212万8000トンの予想。今年のモンスーン前の降雨が十分だったことや6月の降水量もまずまずだったとコメントし、同州の給水所の貯水量が通常以上であるという。カルナタカ州の砂糖きび栽培面積は4.2%増加、砂糖生産が487万4000トンの見通しとなった。ほかの州はあわせて546万トンの生産見通しを示した。
ISMAは、このほか、2021/22年度のガソリンへのエタノール混合率が10%の予想を達成するのに45億リットルのエタノールが必要になると見通し、前年を11億7000万リットル上回る。この増加分が糖蜜とBモラセスと呼ばれる甘しょ糖由来のエタノールになることを前提に、340万トンの砂糖がエタノールに向けられるとの見方を示した。
2020/21年度の期初在庫は1070万トンで、3090万トンの生産とあわせて4160万トンになるという。消費が2600万トンとみられ、また輸出予報が約700万トンであることから、2021/22年度期初在庫は860万トンに縮小を見越す。
Posted by 直 7/14/21 - 09:12



