2022年02月11日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から引き上げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2022年度の世界石油需要を日量1億60万バレルと推定、前月から大幅に上方修正した。前年比では320万バレルの増加となる。サウジの液化石油ガスや中国の石油化学セクターの需要増が主な要因となっている。
世界供給は1月に前月から56万バレル増加、日量9,870万バレルとなったが、増加のペースは鈍ってきている。OPECプラスが増産をしっかりと実施できていないことが背景にあり、2021年の初めから3億バレルは生産当初予想より生産が失われているとした。OPECプラスが減産幅の縮小を完全に実施した場合、世界生産は2022年に日量630万バレル増加すると見られている。一方でその場合には世界生産余力は減少、日量510万バレルから年末には250万バレルになると予想される。一方で欧米による制裁解除を前提として、イランの生産は段階的に130万バレル増加してくることになるだろう。
製油所稼働は、過去6ヶ月間、需要の伸びを下回るペースとなっており、この傾向は2022年をほとんどの期間で続くと見られている。前値比では日量380万バレルの増加、10-12月期にはパンデミック以前の水準を回復することになりそうだ。
OECD諸国の石油在庫は、12月末時点で26億8,000万バレルと、前月から6,000万バレルの大幅な取り崩しとなった。前年を3億5,500万バレル下回る水準にあり、過去7年間で最低となっている。在庫は消費の59.6日分をカバー、前月から0.9日分減少、過去の平均を3.2日下回っている。速報データによると、1月は更に1,350万バレルの取り崩しが予想されている。
Posted by 松 2/11/22 - 07:32



