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2023年06月14日(水)

IEA、2023年の石油需要見通しを20万バレル引き上げ
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2023年の世界石油需要が日量1億230万バレルと、前年から240万バレル増加するとの見通しを示した。前月からは20万バレルの引き上げとなる。中国の需要回復の勢いは衰えることがなく、4月には日量1,630万バレルと過去最高を更新。非OECD諸国の需要の伸びは全体の90%を占めるに至っている。一方でOECD諸国の需要は製造業の不振を背景に伸び悩みが続いている。2024年度の需要はマクロ経済の悪化が重石となり、需要の伸びは日量86万バレルにまで鈍化するとした。

世界石油生産は、今年度に日量1億130万バレルと過去最高を更新、2024年には1億240万バレルにまで増加する。非OPECプラスの生産増が全体を主導、2023年には190万バレル、2024年には120万バレル増加する見通しとなっている。OPECプラスの生産は、2024年には20万バレル減少すると予想されている。5月の世界生産は1億60万バレルと、前月から66万バレル減少。OPECプラスのいくつかの国の追加減産が始まったことが背景にある。サウジは7月から、更に100万バレルの追加減産を表明している。ロシアの石油輸出は5月に日量780万バレルと、前月から26万バレル減少した。原油の輸出が日量520万バレルと9万バレル増加する一方、石油製品は260万バレルと35万バレル減少した。

製油所稼働は2023年が前年から日量180万バレルの増加、2024年には日量8,340万バレルと100万バレル増加すると見られている。来年度は非OECD諸国の稼働が130万バレル増加、OECD諸国の稼働減少分をカバーすると見られている。

世界の石油在庫は、4月に前月から1,000万バレル増加した。洋上在庫が1,590万バレル、非OECD諸国の在庫が110万バレルそれぞれ取り崩しとなったものの、OECD諸国の在庫は2,700万バレルと、それを上回る積み増しとなった。OECD諸国の民間在庫は前月から3,360万バレル増加、過去5年平均を8,640万バレル下回る水準にある。速報データによると、OECD諸国は5月に2,110万バレルの在庫積み増しとなった模様。

Posted by 松    6/14/23 - 08:15 

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