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2023年10月12日(木)

IEA、2023年の世界石油需要見通しを10万バレル引き上げ
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2023年の世界石油需要が日量1億190万バレルと、前年から230万バレル増加するとの見通しを示した。前月からは10万バレルの引き上げとなる。需要の増加分のうち、中国が77%を占めるほか、インドやブラジルの需要も回復する。一方、価格高騰などの影響で、米国のガソリン需要は9月に過去20年来の低水準まで落ち込んだ。2024年は日量1億280万バレルと、前年比で90万バレルにまで需要の伸びが鈍化する見通し。エネルギー効率の上昇や景気の減速が背景にある。

世界石油生産は、9月に日量1億160万バレルと、前月から27万バレル増加した。ナイジェリアとカザフスタンの生産増が主な理由となっている。イスラエルとハマスの戦闘は、今のところ石油供給に対する直接の影響は出ていない。2023年度の生産は前年比で日量150万バレル、2024年は170万バレルそれぞれ増加、過去最高を更新すると見られている。どちらのOPECプラス以外の産油国の生産増によるものだが、イランの生産増加分は。米国に次ぐ大きさになるかもしれないという。

製油所稼働は8月に日量8,360バレルと、中国の稼働が過去最高となるなどによって夏場のピークをつけたあと、9月から10月にかけても過去最高に近い水準で推移すると見られている。ガソリンと燃料油は落ち込むものの、全体では季節的な平均を上回る可能性が高いとした。2023年度の稼働は、前年から170万バレル増加、2024年は100万バレルに伸びが鈍ると見られている。

世界の石油在庫は、8月に前月から日量6,390万バレル減少した、原油が1億230万バレルの取り崩しとなったことが背景にある。速報データによると、9月も減少傾向が継続しているが、洋上在庫は積み増しに転じたという。OECD諸国の在庫は、8月末時点で28億1,600万バレルと、季節的な傾向に反して前月から650万バレルの取り崩し、過去5年平均は1億530万バレル下回っている。

Posted by 松    10/12/23 - 09:13 

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