2024年09月06日(金)
24/25年世界穀物生産見通し下方修正、前年比マイナス予想
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、2024/25年度世界穀物生産見通しを28億5140万トンと、7月時点での28億5420万トン(8月のレポートは休み)から引き下げた。6月に発表した初回予想の28億4630万トンはまだ上回るが、2023/24年度の推定を28億5040万トンから28億5280万トンに上方修正したこともあり、小幅にも前年比マイナスの予想にシフトとなった。
コーンを含めて雑穀の生産が15億3000万トンから15億2300万トンに下方修正、前年から0.6%減少の見通しとなった。欧州連合(EU)やメキシコ、ウクライナで高温乾燥からイールドが事前予想を下回っていることを指摘。ウクライナの生産はなお続く先頭の影響もあるという。一方、小麦の生産見通しは7億8910万トンから7億9140万トンに上方修正。主に中国とアルゼンチンの上方修正を反映している。ただ、EUは多雨の影響で下方修正、ロシアも天候絡みで引き下げた。世界小麦は延年比0.1%増加と、前回報告での減少見通しからシフトとなった。
2024/25年度の世界消費は28億5180万トンの見通しで、前回報告時の28億56400万トンから引き下げた。前年との比較にすると0.2%とわずかにも増加の見通しを維持。また、初回予想の28億5100万トンもまだ上回る。このうち小麦は7億9550万トンから7億9330万トンに下方修正。前年比0.6%、5年ぶりの減少見通しになる。雑穀は15億2940万トンから15億2560万トンに引き下げた。前年比0.2%増加。
穀物の貿易は4億8560万トンになるとの見通しで、4億8110万トンから引き上げ、また初回予想の4億8130万トンを超える。それでも、前年と比べると3.3%減少。小麦を1億97100万トンから1億9940万トン、雑穀は2億3090万トンから2億3290万トンにそれぞれ引き上げた。前年比にすると3.7%、4.2%と3.9%の減少見通し。穀物の期末在庫は8億9430万トンから8億8970万トンに引き下げたが、前年に比べると1.2%の増加となる。
Posted by 直 9/6/24 - 13:17



