2009年09月24日(木)
IGC、世界小麦生産推定を前月から引き上げ、コーンは引き下げ
[穀物・大豆]
IGC月例報告
出所:国際穀物理事会(IGC)、単位100万トン
| 09年9月 | 09/10年 | 修正 | 前年比 | 08/09年 | 修正 | 07/08年 | 06/07年 |
| 小麦 | |||||||
| 生産 | 666 | ↑ 4 | ↓3.06% | 687 | →0 | 609 | 598 |
| 輸出入 | 113 | →0 | ↓16.91% | 136 | →0 | 110 | 111 |
| 消費 | 643 | ↑ 1 | ↑ 0.31% | 641 | →0 | 614 | 611 |
| 在庫 | 185 | ↑ 2 | ↑ 13.50% | 163 | →0 | 118 | 121 |
| コーン | |||||||
| 生産 | 785 | ↓ 2 | ↓0.63% | 790 | ↑ 1 | 795 | 708 |
| 輸出入 | 85 | ↑ 1 | ↑ 2.41% | 83 | →0 | 101 | 87 |
| 消費 | 797 | →0 | ↑ 2.44% | 778 | →0 | 775 | 724 |
| 在庫 | 134 | ↓ 2 | ↓8.84% | 147 | ↑ 1 | 136 | 116 |
国際穀物理事会(IGC)は24日に発表した世界穀物需給の月次報告で、 2009/10年度の小麦生産見通しを400万トン引き上げて6億6600万トンに改定した。前年からは3.06%減少の見方である。北半球では収穫がほぼ完了し、欧州連合、ロシア、ウクライナ、ウルグアイ、アルジェリアのイールドが事前見通しより高いのが上方修正に至ったという。アルゼンチンでは水不足が続いているために生産見通し削減となったが、オーストラリアは降雨に恵まれたことを理由に据え置き。
2009/10 年度世界小麦消費見通しは6億4300万トンとしている。これは前回報告より100万トン引き上げ、前年からは200万トン増加の見方だ。飼料向けでやや減少するのを食用と工業用の消費増加で補うとみる。
2009/10 年度貿易は従来予測である前年比16.91%減の1億1300万トンを維持した。米国の輸出見通しを100万トン引き下げて2500万トンにした一方、ロシアとウクライナの輸出は1900万トン、700万トンにそれぞれ上方修正下という。また、中近東、北アフリカの買い付けが前年に比べて少ないことを再び指摘している。
期末在庫見通しは200万トン上方修正して1億8500万トンとした。前年度からは13.50%増加の見方である。中国とインドが増加分の大半を占めるといい、また米国とロシア、ウクライナでの積み増しにも触れた。
IGCはこのほか、北半球における2010年度産冬小麦の作付についてほとんどの国で順調に進んでいるとの見解を示した。インドなど一部で増反見通しとなっている一方、米国は価格の落ち込みを背景に減少を見越す。
IGCは、 2009/10年度の世界コーン生産見通しを200万トン引き下げ、7億8500万トンに改定した。前年比0.63%減少をみている。最近の雨でも中国は不調の見通し。アルゼンチンも著しい減反が懸念されるという。反面、ブラジルは降雨の効果で改善とした。米国のイールドも9月の好天気で上昇が見込まれ、生産は前年より1500万トン多い3億2200万トンになるとのことである。
2009/10 年度コーン消費は前月の報告に続いて前年比2.44%増の7億9700万トンを見通す。工業用の消費増加を挙げ、また飼料向けと食用飼料向け需要も伸びそうだという。
貿易は100万トンの上方修正で、前年より2.41%多い8500万トンの見通しとなった。輸入国の需要増加を理由にしている。また、アルゼンチンとウクライナ、米国の輸出ダウンも取り上げた。
Posted by 松 9/24/09 - 10:24



