2010年06月24日(木)
IGC、小麦とコーンの世界生産見通し引き上げ
[穀物・大豆]
IGC月例報告
出所:国際穀物理事会(IGC)、単位100万トン
| 10年6月 | 10/11年 | 前年比 | 修正 | 09/10年 | 修正 | 08/09年 |
| 小麦 | ||||||
| 生産 | 664 | ↓1.78% | ↑ 4 | 676 | →0 | 686 |
| 輸出入 | 120 | ↓1.64% | →0 | 122 | ↑ 2 | 136 |
| 消費 | 658 | ↑ 1.39% | ↑ 4 | 649 | ↑ 2 | 640 |
| 在庫 | 201 | ↑ 3.08% | →0 | 195 | →0 | 167 |
| コーン | ||||||
| 生産 | 824 | ↑ 2.23% | ↑ 2 | 806 | ↓ 1 | 794 |
| 輸出入 | 88 | ↑ 3.53% | ↑ 1 | 85 | ↑ 1 | 84 |
| 消費 | 830 | ↑ 1.84% | ↑ 4 | 815 | ↑ 3 | 779 |
| 在庫 | 137 | ↓4.20% | ↓ 5 | 143 | ↓ 3 | 152 |
国際穀物理事会(IGC)は24日に発表した世界穀物需給の月次報告で、 2010/11年度の世界小麦生産見通しを400万トン引き上げた。最新予測は前年比1.92%減の6億6400万トンになる。米国と中国、オーストラリア、イランの見通し改善を修正理由にしている。ただ、カナダの生産に関すると多雨が引き続き春の作付の妨げになっており、縮小を見越していることも指摘した。2009/10年度の生産推定は6億 7600万トンから6億7700万トンに改定した。
2010/11 年度世界小麦消費見通しは6億5400万トンから6億5800万トンに引き上げた。前年からは1.39%増加の見方だ。アジアを中心とした飼料向けの需要見通し上方修正が背景にあるという。
貿易については、2010/11年度の見通しを1億2000万トンで据え置いた。しかし、2009/10年度推定を200万トン引き上げて1億2200万トンに改定した。2010/11年度に減少の見方になり、これは近東アジアの輸入需要縮小のためという。
期末在庫見通しは 2009/10年度を1億9500万トン、2010/11年度は2億100万トンそれぞれ維持した。2010/11年度は9年ぶりの高水準を見越す。
IGC は、2010/11年度の世界コーン生産が前年比2.23%増の8億2400万トンになるのを見込んでいるという。過去最高予想であり、しかも前月の予測8億2200万トンから200万トン引き上げ。米国、中国、メキシコの生産増加に加え、今回の報告ではロシアとウクライナの生産見通しが上向き、全体の上方修正に至ったという。一方、2009/10年度の生産は 100万トン引き下げ、8億600万トンの見方となった。
2010/11 年度コーン消費予測は一年前を1.84%上回る 8億3000万トンとし、これは400万トンの上方修正になる。米国のエタノール向け消費が事前予想以上であるためと解説した。2009/10年度の消費推定は8億1200万トンから8億1500万トンに改定。
2010/11年度の貿易見通しは100万トン引き上げ、8800万トンとした。中国について6月の米産買い付けなどを反映して上方修正したことによる。前年からは1.84%増の見方になり、アジアや中南米の食肉消費拡大によるインパクトを指摘した。期末在庫見通しは2009/10年度を1 億4600万トンから1億4300万トンに引き下げ。さらに2010/11年度を1億4200万トンから1億3700万トンに下方修正し、米国の在庫見通しを反映しているという。
Posted by 松 6/24/10 - 09:40



