2011年06月16日(木)
IEA、2011年度世界石油需要見通しを小幅引き上げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は16日に発表した月報で、2011年の世界石油需要を日量8,930万バレルと推定、前月から12万バレル引き上げた。OECD諸国の需要は景気減速に伴い伸び悩むものの、中国やインドのガスオイル需要の伸びを中心に新興国の需要の伸びが全体を押し上げるという。2010年度の需要は日量8,800万バレル、前年比では2011年度が130万バレル、2010年度が280万バレルの増加となる。
5月の世界石油供給は日量8,768万バレルと前月から27万バレル増加した。非OPEC諸国の供給の伸びは2011年度が前年比で日量56万バレルと、前年の伸びの半分以下にとどまる見通しだ。OPEC諸国の5月産油量は日量2,918万バレルと前月から21万バレル増加、しかしながら、リビアの生産が停止する以前の水準は依然として下回っている。サウジやナイジェリア、クウェート、イラクの生産が増加する一方、UAEとアンゴラは減少した。生産余力は日量401万バレルあるという。OPECへの石油需要(Call on OPEC)は2011年度が日量3,010万バレルと前月から40万バレル引き上げ、4-6月期から7-9月期にかけて100万バレル増加するとしている。
4月末時点でのOECD諸国の石油在庫は26億6,800万バレルと前月から3,450万バレル増加、消費の59.1日分をカバーしている。増加分の75%は日本の在庫再積み増しによるものだという。速報データによると、5月末時点では更に1,950万バレル増加した模様。一方洋上在庫は取り崩しになったと見られている。世界の製油所稼働は4月に日量7,260万バレルだったのが、7月には7,640万バレルにまで増加するという。
Posted by 松 6/16/11 - 05:45



