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2011年06月30日(木)

IGC、2011/12年度世界小麦生産見通し300万トン引き上げ
  [穀物・大豆]

国際穀物理事会(IGC)は世界穀物需給の月次報告で、2011/12年度の世界小麦生産見通しを300万トン引き上げ、6億6600万トンとした。5月の報告で6億6700万トンを見越していたのが、今月6日付けで6億6300万トンに予測を改定。今回一段と上方修正した格好になる。最新予測は2010/11年度推定の6億5000万トン(修正値)から2.5%増加。IGCはインド、中国の増産で、欧州連合のさらなる引き下げや米国の低調を補うとした。

EUに関すると、最近降雨による効果を認識しながら、フランスや英国などすでにダメージが酷いところでは手遅れという。米国収穫で初期段階は当初予想を上回るが、冬小麦を引き上げても、春小麦の見通しは下方修正とのことだ。

2011/12年度の消費予測は6億6700万トンから6億7000万トンに引き上げ、前年を1.5%上回る見方になった。コーン価格の上昇を背景に、飼料用小麦の需要が高まっていると指摘。2011/12年度の小麦貿易が前年比3.3%増の1億2600万トンになると見越す。近東アジア、アジア・太平洋、EUの輸入拡大を反映しているという。ただ、モロッコの輸入需要が同国内の収穫好調で細っていることを理由に従来予測の1億2800万トンから引き下げた。期末在庫は前年度の1億8900万トン(修正値)から2011/12年度に1億8500万トンに縮小との予想。飼料用を中心とした需要増加を理由にしている。しかし、今月初めに見越していた1億8200万トンからは引き上げた。

IGCは、2011/12年度の世界コーン生産が前年比4%増の8億5,800万トンになるとの見通しを示した。やはり5月の前回月次報告で8億4800万トンとみていたのを、今月初めに8億4300万トンに引き下げ。しかし、今回は1500万トンと大きな上方修正だ。中国の生産によるとともに、米国でも作付増加、また黒海周辺国の生産見通し改善を反映させたという。

2011/12年度の世界コーン消費予測は8億5000万トンから8億6100万トンに引き上げた。消費も中国の最新データによるインパクトを挙げた。ただ、最新予測は前年度に比べて1.4%アップで、過去5年平均を下回る伸び率ともした。工業需要で2年連続減少の見通しとのこと。また、食肉生産の増加は飼料需要を支えるが、価格上昇から小麦やオオムギなど代替商品の大量消費が予想されるともいう。

貿易は2010/11年度推定9400万トンから9300万トンにやや減少と従来の見通しを維持した。EUの輸入減少が前年割れ予想の背景にあり、メキシコやアフリカの出荷増かでも補えないと説明する。2011/12年度の期末在庫見通しは1億1900万トン。従来予測の1億14000万トンから引き上げた。それでも、前年度の1億2200万トンから取り崩しが進んで、5年ぶりの低水準を更新する見通しとした。

Posted by 直    6/30/11 - 14:13 

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