2011年07月28日(木)
IGC、2011/12年度世界小麦生産見通し800万トン引き上げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は世界穀物需給の月次報告で、2011/12年度の世界小麦生産見通しを800万トン引き上げ、6億7400万トンとした。最新予測は2010/11年度推定の6億5100万トン(修正値)から3.5%増加。欧州連合、ロシア、米国、オーストラリア、モロッコの生産予測をそれぞれ上方修正した。インドでは過去最高の生産という。
2011/12年度の消費予測は6億7000万トンから6億7600万トンに引き上げ、前年比較で2.9%アップになる。飼料向けに小麦がほかの穀物より割安なことが背景にあるという。2011/12年度の小麦貿易が前年比2.4%増の1億2700万トンになると見越す。アジアの飼料向けおよび製粉用小麦の需要が堅調なことを挙げた。期末在庫予測は1億9000万トン。500万トンの上方修正だが、前年度の1億9200万トン(修正値)からは僅かに縮小の見方である。
IGCは、2011/12年度の世界コーン生産予測を100万トン引き上げた。8億5900万トンで、前年からは3.9%増加になる。北半球のほとんどの主要生産国で増産予想。米国と中国、ウクライナは過去最高を記録するのを見込むという。アルゼンチンと南アフリカでも上向く見通しだが、ブラジルでは減少するかもしれないとした。
2011/12年度の世界コーン消費予測は8億6300万トンとした。前月報告時の8億6100万トンから引き上げ、前年度と比べて1.6%増加。底堅い景気が途上国を中心に食肉需要を伸ばすとみられることを記し、中国の飼料需要増加も指摘。ただ、他の国で飼料向けのコーン消費は価格次第との見方も示した。工業需要の伸びペースは近年に比べて鈍くなる見通し。
貿易は2010/11年度推定9300万トン(修正値)から2011/12年度には9400万トンに増加するのを見越す。これは100万トンの引き上げになる。中国の輸入見通し上方修正が背景。期末在庫見通しは300万トン引き上げて1億2200万トンにした。前年比較では3.2%ダウン。
Posted by 直 7/28/11 - 09:41



