2011年10月27日(木)
IGC、2011/12年度世界小麦生産見通し500万トン引き上げ
[穀物・大豆]
国際穀物理事会(IGC)は世界穀物需給の月次報告で、2011/12年度の世界小麦生産見通しを500万トン引き上げ、6億8400万トンとした。欧州連合(EU)、カザフスタン、オーストラリアの上方修正を反映しているという。最新予測は前年比5.1%増加。過去2番目に規模が大きくなるとの見方だ。
2011/12年度の消費予測は6億7900万トンから6億7700万トンに引き下げた。食用で上方修正したもよう。飼料用と工業用は下方修正となったが、それでも前年比較は伸びたとしている。消費全体で前年から3.4%アップになり、また過去の10年平均の約2倍という。
2011/12年度の小麦貿易見通しが1億2800万トンで、2008/09年度以来の高水準となる。400万トン引き上げで、黒海周辺国産の需要増加を反映した修正。前年からは3.9%増加の見方だ。期末在庫予測は900万トン引き上げ、前年度の195万トンを上回る2億300万トンとした。2億トンを超えるのは2001/02年度以来という。
IGCは、2011/12年度の世界コーン生産予測を1000万トン引き上げ、8億5500万トンとした。前年比3.5%増になる。主要生産国の多くは過去最高あるいは記録更新に近い規模の見通しとしている。
2011/12年度の世界コーン消費予測も従来を1000万トン上回る8億6300万トンとなった。前年比2.4%増加。中国やEUの飼料用が上向く見通しという。ただ、小麦との価格差により拡大に限界もあるとの見方を示す。工業用では、平均以下の伸びにとどまるのを見越しており、米国とEUのエタノール業者の消費が前年割れになると予想。
貿易は9200万トンから9300万トンから引き上げた。前年比横ばいの見方である。期末在庫は1億2300万トンと5年ぶりの低水準になる見通しだが、前月時点での予測1億1900万トンは上回る。
Posted by 直 10/27/11 - 10:43



