2018年09月10日(月)
18/19年豪州小麦生産見通し、12.8%下方修正・ABARES
[穀物・大豆]
オーストラリア農業資源経済科学局(ABARES)は四半期ごとのクロップレポートで、2018/19年度の国内小麦生産見通しを1909万6000トンと、6月時点での2190万1000トンから280万5000トン、12.8%引き下げた。3月に初回予想を発表してから連続の下方修正により、前年の2124万4000トンから10.1%減少する見方にシフト。2年連続の前年割れになる。修正要因であり、また前年からの落ち込みの背景として東部の乾燥を指摘。ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州のほとんどの生産地では天候要因から作付が遅れ、イールドは平均を大きく下回る見通しという。
ただ、天候に関すると、地域間で開きがあることも認識した。東部とは対照的に、ウエスタンオーストラリア州では南半球の秋の終わりにタイムリーな降雨に恵まれ、また冬場の十分な雨量で土壌水分が増え、イールドは平均以上の予想とコメント。サウスオーストラリア州では8月の降雨がイールドに寄与する見通しだが、北部での6月と7月の悪天候でイールドが下がるとした。ビクトリア州でも地域間にまちまちだったとしている。
州別に、ニューサウスウェールズの生産を252万トンとし、従来の532万トンの半分以下に引き下げた。クイーンズランドは100万5000トンから52万5000トンに大幅修正。それぞれ前年との比較で43.9%、23.1%の減少になる。サウスオーストラリアは430万8000トンから369万4000トンに引き下げた。クイーンズランドとサウスオーストラリアは従来の増加予想から前円比マイナスの見方に転じた。ビクトリアは前年比32.5%減の270万トンで、40万トン引き下げた。最も規模の大きいウエスタンオーストラリアだけは、812万トンから961万トンに引き上げた。前年から21%増加の見通しになる。規模が極めて小さいタスマニアは4万8000トンで据え置き。
Posted by 直 9/10/18 - 10:36



