2018年12月13日(木)
IEA、世界石油需要見通しを前月から据え置き
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2018年度の世界石油需要の伸びを前年比で日量130万バレルと推定、前月からほぼ据え置きとした。価格上昇の影響で新興国の需要の伸び悩みが確認される一方、OECD諸国の10-12月期の需要は小幅ながら引き上げられた。2019年度の伸びも日量140万バレルと前月から変わらず。価格の下落に伴って需要は持ち直すものの、景気減速の影響によって相殺されるとした。またベネズエラなどでは、自国通貨の下落も需要の伸び悩につながるとの見方を示した。
11月の世界石油生産は日量1億110万バレルと、前月から36万バレル減少した。北海油田やカナダ、ロシアの生産減少が背景にある。2019年度の生産の伸びは日量150万バレルと、1月からの減産が決定されたこともあって41.5万バレルの下方修正となった。2018年度に は240万バレル生産が増加した。OPECの11月の生産量は日量3,303万バレルと、前月から10万バレル増加。サウジとUAEの生産量が過去最高を更新、イランの生産減少分を上回った。OPECは1月から、日量80万バレルの減産で合意している。
OECD諸国の在庫は10月末時点で28億7,200万バレルと前月から570万バレル、4ヶ月連続で増加した。在庫は3月以来で過去5年平均を上回る水準まで回復。天然ガス液などの在庫が過去最高を更新する一方、燃料油の在庫は最低水準にまで落ち込んだ。
製油所稼動は10-12月期に増加傾向が一服、米国や中東、中国で稼動が増えた一方、南米や欧州では減少した。原油価格の下落で、精製マージンは低下傾向を強めている。
Posted by 松 12/13/18 - 07:03



