2006年11月23日(木)
12月OPEC総会で追加減産を提案、ベネズエラ石油相
[エネルギー]
ベネズエラのラミレス石油相は22日、国営テレビのインタビューに答え、
12月に開かれるOPEC臨時総会で追加減産を提案する意向を明らかにした。
加盟国内の合意はほぼ形成されており、減産量は30万バレルを求めていくという。
また。チャベス大統領はWTIで1バレル60ドルに近い価格水準が好ましいと
していることも改めて強調した。
毎度おなじみ、ベネズエラからの追加減産宣言。タカ派の同国にしては
30万バレルはやや控えめ、なるべく生産量は減らさずに価格を高止まり
させたいという本音が垣間見える。10月に合意した13万8,000バレルの
自国への割当分をきっちりと減らしているのかもあやしいところ。
ベネズエラは12月に大統領選があり、チャベス大統領が再選されるとの見方が大勢。
大統領は石油収入を低所得者層に還元するという政策で国民の支持を集めており、
再選されれば引き続き価格についてはタカ派の姿勢を維持することになるだろう。
Posted by 松