2006年11月25日(土)
減産の判断は需給バランスに基づく、サウジ石油相
[エネルギー]
サウジのヌアイミ石油相は25日、石油市場は引き続き供給過剰にあり、追加減産を行う可能性は高いとの見通しを示した。もっとも、最終的な判断は12月のナイジェリア臨時総会で10月に決定した減産の影響を分析してからになるという。
OPECは市場の安定を求めており、それには需要と供給のバランスが取れていることが第一に考えるという。減産の決定は価格水準ではなく、あくまでも需給バランスに基づいて行うという。
・・・ ここへ来てOPEC高官は米国の在庫が大きく積み上がっていることに相次いで懸念を示しており、石油相の発言もこれを受けてのもの。減産実施の判断は価格ではなく需給バランスを見て下すということは、12月の総会開催時に60ドルを上回る水準にあったとしても、供給過剰と見れば追加減産を行うと解釈できてしまう。
Posted by 松