2006年11月10日(金)
マネーサプライはかつてほどの信頼性が無い、FRB議長
[要人発言]
バーナンキFRB議長は10日、ECB主催の中央銀行会議で講演を行い、
マネーサプライがインフレや経済成長を計る指標として
かつてほどの信頼性を持たなくなってきたとの見解を示した。
信頼性を低下させた大きな要因として、規制緩和やテクノロジーの
進歩による金融技術の大幅な革新を挙げており、支払方法の発達や
オンラインバンキングの成長によって、これまでとはまったく
異なった取引形態が急速に増加しているという。
その他、全体の半分から3分の2のドルが外国で保有されている点を指摘。
国境を越えたお金の動きは不正確にしか把握できない上、米国内の状況に
ほとんど関係の無いところで為替や金融の状況を大きく変えてしまうとした。
Posted by 松