2006年11月14日(火)
労働市場の不透明感は政策決定を複雑に、プール総裁
[要人発言]
プール・セントルイス連銀総裁は14日、金融アナリスト団体で講演、ベビーブーマー世代の
定年退職に伴う労働力人口の減少が与える影響について述べた。
金融政策や景気動向などに言及したわけではないが、通信社のヘッドラインから
目に付いたものを取り上げておこう。なお、プール総裁は現在のFOMC投票メンバーではない。
- 労働力の増加見通しが不透明なことは、来年度のFEDの政策決定を複雑にさせる
- ベビーブーマーの退職による資産への影響は不透明
- 住宅市場は足元の数字より悪く、どこまで落ち込むかは分からない
- 自分はデリバティブ市場の大ファンだ
- 現在の10年債利回りは普通ではなく、長期債の利回りはパズルのよう
- FEDの最優先課題はインフレの安定
- 完全雇用はFEDの重要な目標の一つ
Posted by 松