2006年11月15日(水)
07年のインフレを警戒、ECB理事
[要人発言]
ECBのべリンク理事は14日遅く、目先のインフレ見通しについて 「2007年の上昇率は
依然年2%以上の水準になると予想され、ECBがインフレに関して強い警戒感 (vigilant)
を抱いている理由となっているとの見解を述べた。ニュースメディアに語った情報を
理事が総裁を務めるオランダ中銀が確認している。現在の金利水準は非常に低く、
経済成長を妨げてはいないと、将来の利上げを強く示唆する内容となっている
・・・ 相変わらずインフレ警戒感が強いECBだが、一方でユーロ高を湯初する金融引き締めを
牽制する動きも見られ始めている。前日には仏首相が為替政策をECBだけに任せておくわけにはいかないと発言したほか、本日も独経済諮問委員会の委員長が金利は現在適正な水準にあり、追加利上げは必要ないと発言している。
Posted by 松