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2019年11月07日(木)

19/20年世界穀物生産見通し、小幅ながら一段と引き下げ・FAO
  [穀物・大豆]

国連食糧農業機関(FAO)は7日付のレポートで、世界の2019/20年度穀物生産見通しを27億400万トンと、10月の前回報告での27億630万トンから小幅ながら一段と引き下げた。前年比にすると1.8%増加。

コーンを含めて雑穀の生産予想を14億2680万トンから14億2550万トンに僅かに下方修正した。主にメキシコのコーンとオーストラリアのオオムギの下方修正が背景にあり、いずれも乾燥の影響を指摘。ただ、世界生産は前年との比較で1.3%増加する。小麦生産見通しを7億6600万トンから7億6500万トンに小幅引き下げた。オーストラリアで引き続き雨不足が見通しを悪化させており、またカザフスタンでデモ乾燥被害が懸念されているという。一方、欧州連合(EU)やウクライナは上方修正。また、世界生産は下方修正でも前年比4.5%増加、過去最高を更新する。

FAOはこのほか北半球で始まった2020年の小麦作付について、EUで土壌水分の不足から作業が遅れていることを指摘した。ウクライナでも乾燥の影響から作付が減少する可能性を示唆。反面、ロシアでは天候に恵まれ、政府の輸出促進策もあって増反予想とした。南半球では2020年収穫の雑穀作付が開始し、南アフリカで価格上昇や好天気を背景に作付が増えることを見越す。ブラジルとアルゼンチンでは9月と10月の雨不足が作付に影響を及ぼしているが、輸出需要もあり、前年と同水準の見通しに変わらないという。

2019/20年度の穀物消費予想は27億1360万トンから27億920万トンに下方修正した。前年から0.8%増加で、過去最高更新の見通しに変わらない。小麦消費を7億6150万トンから7億5950万トンに下方修正、前年との比較にして1.5%の増加になる。雑穀消費は14億3580万トンから14億3390万トンに引き下げ、前年に比べて0.2%の増加になる。

穀物の貿易は4億1530万トンの従来予想から4億1510万トンに修正した。前年からは0.7%増加。期末在庫は8億4990万トンから8億4950万トンに小幅引き下げ、前年を1.5%下回る。

Posted by 直    11/7/19 - 10:46 

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