2021年04月02日(金)
3月失業率は6.05%に低下、予想は僅かに上回る
[経済指標]
失業率
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
21年3月 | 前月比 | 21年2月 | 市場予想 | ||
失業率 | 6.05% | ↓0.18 | 6.22% | 6.0% | |
労働力人口 | 160558 | ↑347 | 160211 | ||
>就業者 | 150848 | ↑609 | 150239 |
米労働省が発表した3月の失業率は6.05%と、前月の6.22%から低下した。2020年3月以来、ちょうど1年ぶりの低水準となるが、市場予想は僅かに上回った。失業率の母数で、実際に就労中の人や就職活動を行っている失業者、学生など自己申告をベースとした労働力人口は34万7000人の増加と、5ヶ月ぶりの大幅プラスとなった。労働参加率は前月の61.4%から61.5%に上昇。非労働力人口は26万3000人、5ヶ月ぶりに減少した。非労働力人口の中で仕事を求めている向きは8万3000人の減少、前月に比べてマイナス幅が拡大した。
労働力人口のうち、就業者は60万9000人増加した。労働力人口の中で就業者が占める割合は57.8%と、2020年3月以来の高水準をつけた。失業者は26万2000人の減少と、前月より大幅のマイナス。27週間以上の長期失業者は2020年5月から連続増加となったが、増加数は7万人と、前月の12万5000人より小幅増にとどまった。
Posted by 松 4/2/21 - 08:36