2021年10月07日(木)
21/22年世界穀物生産見通し上方修正、前年比1.1%増加・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧農業機関(FAO)は月次レポートで、世界の2021/22年度穀物生産見通しを28億トンと、9月時点での27億8790万トンから引き上げた。6月に28億2090万トンの初回予想を発表してから続いていた下方修正が一服した格好になる。前年に比べると1.1%、3年連続増加となり、また過去最高を再び更新する。
小麦を7億6950万トンから7億7670万トンに上方修正した。前回の報告では下方修正によって3年ぶりの前年割れの見通しとなったが、今回は0.1%と僅かにも増加予想に戻った。東欧の一部で好天気からイールド改善が見込まれていることやウクライナの作付が当初の予想以上になったこと、またオーストラリアの生産見通し引き上げなどが全体の上方修正につながったという。雑穀生産は14億9930万トンから15万3600トンに引き上げた。前年に比べると1.6%増加の見通しである。ただ、オオムギやソルガムの上方修正の一方、コーンは11億9200万トンと従来予想とほぼ同水準の見通しを示した。
2021/22年度の世界消費は28億1140万トンの見通しとし、従来の28億880万トンから小幅修正した。初回予想の28億2570万トンは下回るが、前年比較にすると1.8%増加、過去最高も更新する。小麦を7億7750万トンから7億7791万トンに修正し、前年比2.4%増加で過去最高を更新。小麦消費は主に食用だが、飼料用が6.4%増加見通しと指摘。主に中国、米国、欧州連合(EU)、英国で雑穀の価格上昇を背景に飼料用需要が高まっているという。雑穀も15億1070万トンから15億1280.万トンにやや引き上げ、コーンの上方修正が背景にある都市た。雑穀消費は前年から1.4%増加。
2021/22年度世界穀物貿易見通しは4億7320万トンで、従来の4億6580万トンを若干上回るが、前年に比べると0.3%減少になる。3年ぶりのマイナスでもある。期末在庫は8億860万トンから8億1750万トンに引き上げ、初回予想の8億1150万トンも上回る。それでも前年から0.4%減少。ペースは緩やかながらも4年連続して在庫の取り崩しが進む見方になった。
Posted by 直 10/7/21 - 09:02



