2021年10月13日(水)
債券:続伸、長短期利差拡大を先取りして長期債中心に買い入る
[場況]
債券は続伸。長短金利差の拡大を先取りし、長期債を中心に買いが入った。30年債入札結果がまずまずと受け止められたことも寄与。夜間取引では売り買いが交錯し、10年債利回りは上下に振れる展開。通常取引に入って消費者物価指数(CPI)が予想以上の上昇となったのを背景に売りに弾みが付いて上昇が進んだが、1.6%を超えてすぐにブレーキがかかった。そのまま買いのピッチが速まり、1.5%台前半に低下。その後緩やかながらも買いの流れが最後まで続いた。
Posted by 直 10/13/21 - 17:29
FX:ドル安、強気の物価指標にも関わらずポジション調整のドル売り
[場況]
ドル/円:113.24、ユーロ/ドル:1.1594、ユーロ/円:131.31 (NY17:00)
為替はドル安が進行。朝方発表された9月の消費者物価指数が予想を上回る伸びとなり、インフレに対する懸念が改めて高まる中にも関わらず、対ユーロを中心としたポジション調整のドル圧力が強まった。ドル/円は東京朝には113円台前半まで売りに押される場面も見られたが、その後は113円台半ばまで値を戻しての推移。ロンドンに入っても同水準でのもみ合いが続いた。NYでは消費者物価指数の発表を受けて113円台後半まで値を伸ばしたものの、その後は一転して売りに押し戻される格好となり、113円台前半まで反落。中盤以降は値動きも落ち着き、113円台前半から半ばにかけてのレンジ内での推移が続いた。
ユーロ/ドルは東京から買いが先行、1.15ドル台半ばまで値を切り上げての推移となった。ロンドンに入ると改めて騰勢を強める展開、NYでは消費者物価指数の発表を受けて1.15ドル台前半まで反落したものの、押し目では積極的に買いが集まり、早々に値を回復。昼にかけては一段と騰勢を強める格好となり、1.16ドルの節目に迫るまで上げ幅を拡大した。ユーロ/円は東京から買いが優勢、131円台を回復しての推移となった。ロンドンに入ると改めて買い意欲が強まり、131円台前半まで上げ幅を拡大。NYに入ると一旦は売りに押されたものの、中盤以降は改めて買いが加速、131円台半ばまで値を切り上げた。
Posted by 松 10/13/21 - 17:24
大豆:続落、需給報告とともに順調な収穫確認して売りの展開
[場況]
CBOT大豆11月限終値:1195-1/4↓3-0
シカゴ大豆は続落。前日に発表されたUSDA需給報告とともに、前夕にはクロップレポートで順調な収穫を確認したことから、売りの展開となった。夜間取引でマレーシア・パーム油の高値更新など手掛かりに買いが入り、11月限は1200セント台に上昇。しっかりと推移していたが、1210セントを超えるとブレーキがかかり、通常取引で売りが膨らみ下げに転じた。1180セント台に下落し、1184-1/2セントと3月31日以来の安値を更新した後は売りのペースも鈍って1190セント台に下げ幅を縮めた。
Posted by 直 10/13/21 - 16:58
コーン:続落、需給報告に加えクロップ・プログレスで売り進む
[場況]
CBOTコーン12月限終値:512-1/4↓10-1/4
シカゴコーンは続落。USDA需給報告に加え、前夕に発表されたクロップレポートの作柄改善や収穫進捗で売りが進んだ。夜間取引ではまず買いが入ったものの、長続きせず、12月限は小幅高の後、前日の終値近くでのもみ合いにシフト。朝方にかけて売りに押されて弱含み、通常取引に入ると下げ足が加速した。506-3/4セントと9月10日以来の安値を付けて売りも一服となり、510セント台に下げ渋った。
Posted by 直 10/13/21 - 16:53
小麦:反落、コーンや大豆の下落につれて売り膨らむ
[場況]
CBOT小麦12月限終値:718-3/4↓15-1/4
シカゴ小麦は反落。コーンや大豆の下落につれて売りが膨らんだ。夜間取引では売り買いが交錯し、12月限は上下に振れ展開だったのから、朝方に売りに弾みが付いて値を下げていった。通常取引で一気に720セントを割り込む下落。710セント台前半で下げ止まったが、戻りは限られた。
Posted by 直 10/13/21 - 16:50
株式:ダウ平均が小幅続落の一方、S&P500とナスダック反発
[場況]
ダウ工業平均:34,377.81↓0.53
S&P500:4,363.80↑13.50
NASDAQ:14,571.64↑105.71
NY株式はダウ工業平均が僅かながらも続落となった一方、S&P500種とナスダック総合指数は反発。朝方発表された9月の消費者物価指数が予想を上回る伸びとなり、インフレ圧力が高止まりする中でFRBのテーパリングが開始されるとの見方が重石となったものの、その後は投機的な買い戻しが集まり値を回復した。ダウ平均は寄り付きから売りが先行、早々に200ポイント以上値を下げた。中盤には売りも一服、昼にかけてジリジリと値を切り上げる展開、午後に入っても買いの勢いは衰えず、小幅ながらプラス転換するまでに回復した。引けにかけては値動きも落ち着き、前日終値近辺で方向感なくもみ合う展開。最後はマイナス圏で取引を終了した。
セクター別では、金鉱株が大きく値を伸ばしたほか、公益株やコンピューター関連、通信、素材などもしっかりと上昇。一方で銀行株は下落、バイオテクノロジーも軟調に推移したほか、エネルギー関連や運輸株も上値が重かった。ダウ銘柄では、セールスフォース・ドットコム(CRM)が1.94%、ナイキ(NKE)が1.92%それぞれ上昇したほか、マイクロソフト(MSFT)やスリーエム(MMM)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)にも買いが集まった。一方でアメリカン・エクスプレス(AXP)は3.51%の下落、JPモルガン・チェース(JPM)やダウ(DOW)も大きく値を下げた。
Posted by 松 10/13/21 - 16:48
仕向け先不明で16万1544トンのコーン輸出成約報告・USDA
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は13日、民間業者から仕向け先不明で16万1544トンの2021/22年度産コーン輸出成約報告を受けたことを発表した。USDAは輸出業者に対し、10万トン以上の成約について翌日までの報告を義務付けている。
Posted by 直 10/13/21 - 16:38
中国向けと仕向け先不明で大豆輸出成約報告・USDA
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は13日、民間業者から中国向けで33万トン、仕向け先不明で19万8000トンの2021/22年度産大豆輸出成約報告を受けたことを発表した。USDAは輸出業者に対し、10万トン以上の成約について翌日までの報告を義務付けている。
Posted by 直 10/13/21 - 16:37
API在庫:原油は521.3万バレルの大幅積み増し、石油製品は減少
[エネルギー]
API石油在庫統計
出所:全米石油協会(API)、NY16:30発表、単位1,000バレル
10月8日現在 | 前週比 | 市場予想 | |
原油在庫 | ↑ 5213 | ↑ 936 | |
>オクラホマ州クッシング | ↓ 2275 | - | |
ガソリン在庫 | ↓ 4575 | ↑ 573 | |
留出油在庫 | ↓ 2707 | ↓ 1109 |
Posted by 松 10/13/21 - 16:32
天然ガス:続伸、中盤まで売り優勢もその後しっかりと買い集まる
[場況]
NYMEX天然ガス11月限終値:5.590↑0.085
NY天然ガスは続伸。中盤までは投機的な売りに押される軟調な展開が続いたが、その後はしっかりと買いが集まりプラス圏を回復した。11月限は夜間取引から売りが先行、早朝には5.30ドル台まで値を切り下げた。朝方には一旦5.50ドル台まで買い戻されたものの、通常取引開始後は再び売りに押され5.30ドル台まで反落。中盤以降は再び騰勢を強める展開、最後は5.60ドル台まで一気に値を切り上げた。
Posted by 松 10/13/21 - 14:54
石油製品:小幅高、朝方まで売り優勢もその後しっかりと値を回復
[場況]
RBOBガソリン11月限:2.4055↑0.0226
暖房油11月限:2.5211↑0.0111
NY石油製品は小幅高、日中を通じて原油の値動きを追随する展開となった。相場は夜間取引では売りが優勢、原油が軟調に推移する中で朝方にかけてジリジリと値を切り下げる展開となった。通常取引開始後は一転して買い意欲が強まり、中盤にはプラス圏を回復。昼には買いも一服となったものの、最後まで高値圏を維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 10/13/21 - 14:49
原油:小幅反落、買われ過ぎ感高まる中で手仕舞い売りが優勢
[場況]
NYMEX原油11月限終値:80.44↓0.20
NY原油は小幅反落。ここまでの上昇で買われ過ぎ感が高まる中、ポジション整理の売りが相場を主導する軟調な展開が続いた。11月限は夜間取引から売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりでのもみ合いが続いた。早朝からは徐々に売り圧力が強まり、通常取引開始時には79ドル台半ばまで下げ幅を拡大。その後は一転して買い意欲が強まり、前日終値近辺まで一気に値を回復した。昼過ぎには81ドル台まで買い進まれる場面も見られたが、それ以上の動きにはつながらず。引けにかけては80ドル台半ばで方向感なく上下を繰り返す展開、最後は小幅ながらマイナス圏で取引を終了した。
Posted by 松 10/13/21 - 14:48
テーパリング、11月半ばか12月半ばに開始・FOMC議事録
[金融・経済]
米連邦準備理事会(FRB)が13日に発表した9月21-22日の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録によると、FOMCメンバー以外のFRB高官も含む会合参加者は、資産購入縮小(テーパリング)を11月半ばか12月半ばに始める方向で協議していた。この会合ではテーパリングに関する決定がなかったが、景気回復が順調に進んでいることを理由に段階的に購入額を減らして、来年半ばあたりに終わらせるのが適切との判断で概ね一致。11月2-3日に予定されている次回会合でテーパリング開始を決める可能性を示唆した。
Posted by 直 10/13/21 - 14:46
金:大幅続伸、強気の消費者物価指数にも関わらず買いが加速
[場況]
COMEX金12月限終値:1,794.7↑35.4
NY金は大幅続伸、終値ベースで9月15日以来の高値を回復した。朝方発表された消費者物価指数が予想を上回る強い伸びとなったにも関わらず、ドル安の進行を好感する形で投機的な買い戻しが加速した。12月限は夜間取引から前日の流れを継いだ買いが先行、朝方には1,770ドル台半ばまで値を切り上げた。通常取引開始後は消費者物価指数の発表を受けて売りが膨らみ、一旦は1,750ドル台まで値を下げたものの、早々に下げ止まり。中盤にかけては買い一色の展開となり、1,790ドル台半ばまで一気に値を伸ばした。中盤以降は上昇も一服となったものの、最後まで高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 10/13/21 - 13:58
コーヒー:反落、買われ過ぎ感高まる中で手仕舞い売りに押される
[場況]
ICE-USコーヒー12月限終値:208.65↓4.50
NYコーヒーは反落。ここまでの上昇の勢いも一服、買われ過ぎ感が高まる中でポジション整理の売りが相場を主導した。12月限は夜間の時間帯から売りが先行、210セント台前半まで値を切り下げての推移となった。NYに入ると一段と売り圧力が強まる格好となり、205セント台まで下げ幅を拡大。売り一巡後は208セント台まで値を回復、中盤以降は値動きも落ち着き、同水準でのもみ合いが続いた。
Posted by 松 10/13/21 - 13:50
砂糖:続落、材料難の中で前日の流れ継いだ手仕舞い売りが優勢
[場況]
ICE-US砂糖3月限終値:19.86↓0.21
NY砂糖は続落。決め手となる買い材料が見当たらない中、前日の流れを継いだポジション整理の売りが相場を主導した。3月限は夜間の取引開始時から売りが先行、早々に19.80セント台まで値を切り下げた。その後は一転して買い意欲が強まり、朝方には20セント台を回復、小幅ながらプラス転換したものの、それ以上の動きは見られず。NYに入ってからは改めて売りに押し戻される格好となり、中盤には再び19.80セント台まで値を下げた。昼過ぎにはやや値を戻す場面も見られたものの、最後は再び売りに押され日中安値近辺で取引を終了した。
Posted by 松 10/13/21 - 13:22
30年債入札リ・オープン、応札倍率は2.36、最高利回りは2.049%
[金融・経済]
30年債入札
出所:米財務省、単位100万ドル (Re-Opening)
30年債 | 応札額 | 発行額 | 応札倍率 | 前回(9/9) |
合計 | 56628.1 | 24000.0 | 2.36 | 2.49 |
競争入札分 | 56624.3 | 23996.2 | 2.36 | 2.49 |
顧客注文比率(外国中銀含む) | 70.55% | 69.67% | ||
最高落札利回り(配分比率) | 2.049% | (64.54%) | 1.910% |
Posted by 松 10/13/21 - 13:05
天然ガス在庫は970億立方フィートの積み増し予想
[エネルギー]
天然ガス在庫統計市場予想
14日 NY10:30発表、単位10億立方フィート、ダウジョーンズ社集計
予想平均 | 予想レンジ | ||
天然ガス在庫 | ↑ 97.0 | ↑ 86.0 〜 ↑ 109.0 | |
>前週 | ↑ 118.0 | ||
>前年 | ↑ 46.0 | ||
>過去5年平均 | ↑ 79.4 |
Posted by 松 10/13/21 - 12:23
EIAアウトルック、原油価格見通しを前月から大幅に引き上げ
[エネルギー]
EIAアウトルック
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、単位100万バレル(日量)
2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | ||
世界需要合計 | 100.95 | ↓ 0.06 | 97.47 | ↑ 0.09 | 92.42 | |
世界供給合計 | 101.32 | ↓ 0.13 | 95.86 | ↓ 0.28 | 94.19 | |
価格見通し | 2022年 | 修正 | 2021年 | 修正 | 2020年 | |
WTI原油 | $68.24 | ↑ 5.87 | $68.48 | ↑ 2.79 | $39.17 | |
レギュラーガソリン小売 | $2.90 | ↑ 0.15 | $2.97 | ↑ 0.06 | $2.18 |
Posted by 松 10/13/21 - 12:16
2021年英小麦生産、初回見通しは前年比45.2%増加・Defra
[穀物・大豆]
英国の環境・食料・農村地域省(Defra)は、同国の2021年小麦生産が1402万2000トンになるとの初回見通しを発表した。天候要因から不作に終わった前年から45.2%増加、また過去5年平均を2.4%上回る。ただ、2019年の1622万5000トンには届かない。見通しはイングランドとスコットランドの暫定データに基づいており、ウェールズと北アイルランドは含まれていないという。
Posted by 直 10/13/21 - 11:51
ロシア穀物・豆類収穫、12日時点で1億1180万トンと前年下回る
[穀物・大豆]
ロシア農務省によると、国内の2021年穀物・豆類収穫は12日時点で1億1180万トンと、前年同期を下回った。面積にすると4230万ヘクタールになり、これも前年比マイナス。このうち小麦が2720万ヘクタールから7640万トン、コーンが110万ヘクタールから560万トン収穫済みとなった。
2022年に収穫となる冬穀物の作付は12日時点で1410万ヘクタールと、事前予想の72.3%終了したという。前年同期の1570万からダウン。
Posted by 直 10/13/21 - 11:41
ロシア砂糖ビート収穫、10月12日時点で44.1%終了
[砂糖]
ロシア農務省によると、2021年砂糖ビートの収穫は10月12日時点で2210万トンとなり、前年同期の2090万トンを上回った。面積にして58万7300へクタールで、これも前年からアップ。
Posted by 直 10/13/21 - 11:40
エジプト、12日の小麦買い付けキャンセル
[穀物・大豆]
エジプト商品供給公社(GASC)が12日に予定していた小麦買い付けを価格が高すぎたことを理由に中止したと報じられた。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、11件のオファーがあり、このうち最も低かったのは6万トンのウクライナ産、1トン352.25ドル。GASCが前週に購入したルーマニア産とロシア産いずれも上回る。GASCが物色していたのは11月23日-12月3日出荷の小麦だった。
Posted by 直 10/13/21 - 11:30
9月ベトナムコーヒー輸出、前月から10.2%減少・税関局
[コーヒー]
ベトナム税関局によると、9月のコーヒー輸出は10万340トンと、前月から10.2%減少した。前年同月との比較にすると7.1%の増加。2021年の輸出は9月まであわせて118万3559トンになり、前年同期を5.4%下回る。
Posted by 直 10/13/21 - 10:35
21/22年ブラジル中南部砂糖きび圧搾、9月後半は前年比11.38%減
[砂糖]
ブラジル砂糖きび生産者協会(Unica)が発表した国内中南部の2021/22年度(4-3月)砂糖きび収穫報告によると、9月後半の圧搾高は3578万8000トンと、前年同期から11.38%減少した。9月に入って減少基調にあるが、前半の14.09%に比べると小幅マイナス。2021/22年度の圧搾高は10月1日時点で4億6743万9000トンになり、前年同期を6.86%下回る。
9月後半の砂糖生産は231万9000トンで、前年との比較にして19.09%の減少となった。エタノールは8.74%減って19億8400万リットル。いずれも砂糖きび圧搾同様に前半よりマイナス幅が小さい。エタノールのうち、含水エタノールが18.29%減少の一方、無水エタノールは8.24%増加した。2021/22年度の砂糖生産は1日時点で2918万8000トンになり、前年から8.95%減少。エタノールは前年比3.29%減の227億8800万リットルとなった。
1日時点での砂糖きび1トンあたりの糖分含有量(ATR)は142.71キログラムと、前年同期の142.86キログラムを僅かに下回った。砂糖きびの消費比率は砂糖生産が前年同期の46.92%から45.92%に低下、エタノール生産は53.08%から54.08%に上がった。
Posted by 直 10/13/21 - 10:23
オーストラリア砂糖きび圧搾、10月10日時点で69.64%終了
[砂糖]
オーストラリアの砂糖製造業者協議会(ASMC)によると、国内の2020年砂糖きび圧搾は10月10日時点で2123万9433トンと、事前予想の69.64%終了した。前年同期の71.2%からややダウン。6月に圧搾が始まってから常に前年を上回っていたのが、9月に入って作業ペースが落ちた。
Posted by 直 10/13/21 - 10:20
仏軟質小麦生産見通し下方修正、前年からは23.6%増加・農務省
[穀物・大豆]
フランスの農務省は13日、国内の2021年軟質小麦生産見通しを3524万3000トンと、前月時点で3606万4000トンから引き下げた。それでも記録的な不作に終わった前年に比べると20.8%増加し、過去5年平均を5.6%上回る。作付推定は前年比16.0%増の494万4000ヘクタールで、従来とほぼ同水準。イールドは6.85トンから7.13トンに上昇の予想だが、前月時点での7.30トンから引き下げた。
農務省はこのほか、コーンの生産見通しを1302万6000トンから1387万1000トンに引き上げた。8月に1288万トンの初回予想を発表してこれで2回連続の上方修正。また、修正によって前年比4.3%増加になり、従来の減少予想からシフトした。過去5年平均は7.4%上回る。コーンの作付は135万2000ヘクタールから141万3000ヘクタールに上方修正だが、前年から12.2%減少。一方、イールドを9.64トンから9.81トンに引き上げ、前年の8.26トン(修正値)から改善の見通しとした。
Posted by 直 10/13/21 - 10:15
21年フランス砂糖ビート生産見通し上方修正、前年比29.6%増加
[砂糖]
フランスの農務省は13日、国内の2021年砂糖ビート生産見通しを3395万9000トンと、前月に発表した初回予想の3311万7000トンから引き上げた。前年比にして29.6%の増加になる。ただ、過去5年平均は8.3%下回る。作付推定は40万7000ヘクタールで据え置き、前年から3.3%減少する。一方、イールドを83.39トンとみており、従来の81.37トンから上方修正した。前年の62.24トンに比べて34%の上昇。
Posted by 直 10/13/21 - 10:15
9月中国大豆輸入、前月から27.5%減少・税関総局
[穀物・大豆]
中国税関総局の暫定データによると、9月の大豆輸入は687万6000トンと、前月から37.5%減少した。前年同月に比べると29.8%の減少。2021年の輸入は9月まであわせて7397万3000トンになり、前年同期を0.7%上回る。
Posted by 直 10/13/21 - 10:09
9月消費者物価指数(CPI)は0.41%上昇、市場予想上回る
[経済指標]
消費者物価指数(CPI)
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、1982-84年=100
前月比 | 21年9月 | 21年8月 | 市場予想 | |
消費者物価指数 | ↑0.41% | ↑0.27% | ↑0.3% | |
コア(エネルギー・食品除く) | ↑0.24% | ↑0.10% | ↑0.3% |
Posted by 直 10/13/21 - 08:39
21/22年仏軟質小麦生産見通し下方修正、前年に比べると20.8%増加
[穀物・大豆]
フランス政府機関FranceAgriMerは月次レポートで、同国の2021/22年度(7-6月)軟質小麦生産見通しを3524万3000トンと、9月時点での3606万4000トンから引き下げた。7月に3709万7000トンの初回予想を発表してからこれで2回連続の下方修正になる。(8月のレポートは休み。)それでも、前年に比べると20.8%の増加。作付は前年比16.0%増の494万4000ヘクタールで、従来予想とほぼ同水準。イールドを7.3トンから7.13トンに下方修正したが、前年の6.85トンから上昇見通しに変わらない。
2021/22年度の軟質小麦輸出が1775万2000トン、前年から30.1%増加するとの見通しを示した。従来からほぼ変わらず。欧州連合(EU)向けを803万2000トン、域外向けを960万トンとし、それぞれ前年比にして31.4%、29.4%の増加。期末在庫は235万9000トンとみており、従来予想の286万2000トンから引き下げた。前年を1.0%上回る
コーンに関するとまだ2020/21年度(7-6月)の推定だけで、生産推定を前年比4%増の1253万3000トンとした。従来とほぼ同水準。作付が前年を13.1%上回る157万4000ヘクタール、イールドは7.95トンとみており、前年の8.65トンに比べて低下になる。輸出推定も457万トンでほとんど修正なし。前年との比較にすると9%増加。EU向けが401万1000トン、非EU向けは46万5000トン、いずれも前年から増加する。期末在庫は前年比12.5%減の180万トンと推定した。
Posted by 直 10/13/21 - 08:27
OPEC、世界石油需要見通しを前月から引き下げ
[エネルギー]
OPEC月報
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位100万バレル
2022年 | 修正 | 前年比 | 2021年 | 修正 | 21年4Q | 21年3Q | 2020年 | |
世界需要合計 | 100.76 | ↓ 0.07 | ↑4.31% | 96.60 | ↓ 0.08 | 99.82 | 98.33 | 90.79 |
非OPEC石油生産合計 | 66.66 | ↓ 0.13 | ↑4.75% | 63.64 | ↓ 0.21 | 65.24 | 63.53 | 62.98 |
Posted by 松 10/13/21 - 07:35
MBA住宅ローン申請指数は前週から0.23%上昇
[経済指標]
住宅ローン申請指数
出所:米モーゲージ・バンカーズ協会(MBA)、NY7:00発表、季節調整値
10月8日 | 前週比 | 前年比 | 10月1日 | |
総合指数 | 686.1 | ↑0.23% | ↓14.12% | ↓6.86% |
新規購入指数 | 279.8 | ↑1.49% | ↓10.06% | ↓1.68% |
借り換え指数 | 3023.0 | ↓0.48% | ↓16.31% | ↓9.58% |
Posted by 松 10/13/21 - 07:19
中国の9月原油輸入は前月から4.74%減少・税関総局
[エネルギー]
中国税関総局が13日に明らかにしたデータによると、同国の9月の原油輸入は4,105万1,000トン(日量1,003.01万バレル)と8月の日量1,052.92万バレルから4.74%減少した。前年比では15.33%の減少となる。年初来では3億8,740万トン(日量1,040.16万バレル)と、前年同期を6.81%下回っている。石油製品の輸入は221.8万トンと、前月の292.8万トンから24.25%減少、前年の185.9万トンからは19.31%の増加となった。年初来では前年同期を10.47%下回っている。
Posted by 松 10/13/21 - 05:34
12日のOPECバスケット価格は82.37ドルと前日から0.16ドル下落
[エネルギー]
OPECバスケット価格
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位:ドル/バレル
日付 | バスケット価格 | 前日比 |
10/12 (火) | 82.37 | ↓0.16 |
10/11 (月) | 82.53 | ↑0.99 |
10/8 (金) | 81.54 | ↑2.96 |
10/7 (木) | 78.58 | ↓2.05 |
10/6 (水) | 80.63 | ↑0.19 |
Posted by 松 10/13/21 - 05:25
10/13(水)の予定
[カレンダー]
経済指標
・住宅ローン申請指数 (07:00)
・9月消費者物価指数(CPI) (08:30)
・30年債入札 (Re-Opening) (13:00)
・9月21-22日FOMC議事録 (14:00)
エネルギー
・石油輸出国機構(OPEC)月報
・EIAアウトルック (12:00)
・API石油在庫統計 (16:30)
Posted by 松 10/13/21 - 05:23
2021年10月12日(火)
全米平均ガソリン小売価格は前週から7.7セント上昇
[エネルギー]
ガソリン・ディーゼル小売価格
出所:米エネルギー省情報局(EIA)、NY17:00発表、単位セント/ガロン
10月11日 | 前週比 | 前年比 | |
レギュラーガソリン全米平均 | ¢326.7 | ↑7.7 | ↑110.0 |
ディーゼル燃料全米平均 | ¢358.6 | ↑10.9 | ↑119.1 |
Posted by 松 10/12/21 - 17:59
債券:反発、売り一服感に加え10年債入札結果も手伝って買い進む
[場況]
債券は反発。売り一服感に加え、午後は10年債入札結果が好調と受け止められたことも手伝い、買いが進んだ。夜間取引で売りの場面があったが、すぐに買いが優勢となって10年債利回りは1.63%と6月初め以来の高水準を付けて低下に転じた。通常取引では1.6%を割り込み、午後には一段と下げた。
Posted by 直 10/12/21 - 17:38
FX:ドル高が進行、テーパリング開始観測支えに買い集まる
[場況]
ドル/円:113.61、ユーロ/ドル:1.1530、ユーロ/円:130.98 (NY17:00)
為替はドル高が進行、インフレ圧力が高まる一方となり、11月のFOMCでテーパリングの開始が決定されるとの見方が下支えとなる中でドルに買いが集まった。ドル/円は東京では113円台半ばを中心としたレンジ内でのもみ合い、午後にまとまった売りが出ると、ロンドン朝には113円を僅かながらも割り込むまで値を下げた。その後は再び買い意欲が強まり、113円台前半まで値を回復。NYに入ると113円台後半まで一気に値を切り上げた。その後は買いも一服、中盤以降は113円台半ばから後半にかけてのレンジ内でのもみ合いが続いた。
ユーロ/ドルは東京では1.15ドル台半ばでの推移、昼からは徐々に買い意欲が強まり、1.15ドル台後半まで値を伸ばした。ロンドンに入ると一転して売りに押される格好となり、1.15ドル台前半まで反落。NYに入ってからも軟調な展開が続いた。ユーロ/円は東京では130円台後半で、やや上値の重い展開。ロンドンに入ると徐々に買い意欲が強まり、131円台前半まで値を回復した。NYに入ると再び売りが優勢となり、午後からは131円の節目を挟んだレンジ内でのもみ合いが続いた。
Posted by 松 10/12/21 - 17:18
大豆:大幅続落、USDA需給報告が弱い内容で売りに拍車かかる
[場況]
CBOT大豆11月限終値:1198-1/4↓30-0
シカゴ大豆は大幅続落。USDA需給報告が生産、期末在庫ともに予想を上回る弱い内容だったため、売りに拍車がかかった。11月限は夜間取引で小動きだったのから、朝方にかけてやや売りに押されて弱含んだ。通常取引に入り1210セント台に下げ幅を拡大。需給報告の発表に続いてまず買いが進んで1230セント台に上昇したが、すぐに売りが殺到して急落した。1200セントを割り込んだ後いったん下げ渋っても結局弱含み、取引終盤に再び節目を下抜け、1194-3/4セントと3月31日以来の安値を更新した。
Posted by 直 10/12/21 - 16:54
コーン:反落、USDA需給報告の予想以上の生産と期末在庫が重石
[場況]
CBOTコーン12月限終値:522-1/2↓10-1/2
シカゴコーンは反落。USDA需給報告で生産と期末在庫が予想以上だったのが重石となった。夜間取引で売りが先行し、12月限は小安くなった。通常取引で520セント台に下落。需給報告の発表後はまず売り買い交錯となり、530セント台に戻す場面があったが、結局売りに押されてその後は下げ幅を拡大。取引終盤に519-1/4セントと9月22日以来の安値を付けて一服となった。
Posted by 直 10/12/21 - 16:52
株式:続落、中盤まで買い優勢もその後は売りに押し戻される
[場況]
ダウ工業平均:34,378.34↓117.72
S&P500:4,350.65↓10.54
NASDAQ:14,465.92↓20.28
NY株式は続落。日中を通じて投機的な売り買いが交錯、方向感なく上下を繰り返す展開が続いたが、最後は売りに押された。ダウ平均は寄り付きでは買いが優勢、しばらくはプラス圏で底堅い値動きが続いた。昼からは一転して売りに押し戻される格好となり、前日終値近辺まで反落。しばらくはかろうじてプラス圏は維持する形でのもみ合いが続いたものの、引けにかけて売り圧力が強まりとマイナス転落した。
セクター別では、金鉱株が大きく値を切り上げたほか、公益株や一般消費財も上昇。一方で半導体やコンピューター関連、薬品株、通信などには売りが膨らんだ。ダウ銘柄では、ナイキ(NKE)が2.04%の上昇となったほか、セールスフォース・ドットコム(CRM)やアメリカン・エクスプレス(AXP)もしっかりと値を切り上げた。一方でインテル(INTC)は2.38%、アムジェン(AMGN)は2.33%それぞれ下落、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)やジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ)、キャタピラー(CAT)も下げが目立った。
Posted by 松 10/12/21 - 16:49
小麦:反発、USDA需給報告の世界期末在庫が予想以下で買い入る
[場況]
CBOT小麦12月限終値:734-0↑2-1/4
シカゴ小麦は反発。USDA需給報告の世界期末在庫が予想以下で、改めて供給がタイトなことを確認して買いが入った。夜間取引ではまず売りが出た後買いが進み、12月限は下落からプラス転換。通常取引開始後は急速に売りに押されて下げた。需給報告で米国のデータには目立ったサプライズもなく、売りが出たが、720セント割れとなってすぐに買いが進み反発した。740セントを超えたところで上値は重くなっても、最後まで買いの展開を維持した。
Posted by 直 10/12/21 - 16:48
USDAクロップ:大豆作柄はやや改善。収穫は49%まで進捗
[穀物・大豆]
USDAクロップレポート・大豆
出所:米農務省、NY16:00発表
10月10日現在
大豆作柄 | - 不良 - | やや不良 | 平年並み | - やや良- | -- 良 -- |
主要18州平均 | 4% | 10% | 27% | 46% | 13% |
前週 | 4% | 10% | 28% | 46% | 12% |
前年 | 3% | 8% | 26% | 49% | 14% |
大豆落葉進捗率 | 10月10日現在 | -- 前週 -- | -- 前年 -- | 過去5年平均 |
主要18州平均 | 91% | 86% | 92% | 89% |
大豆収穫進捗率 | 10月10日現在 | -- 前週 -- | -- 前年 -- | 過去5年平均 |
主要18州平均 | 49% | 34% | 58% | 40% |
Posted by 松 10/12/21 - 16:15
USDAクロップ:コーン作柄はやや改善、収穫は41%が終了
[穀物・大豆]
USDAクロップレポート・コーン
出所:米農務省、NY16:00発表
10月10日現在
コーン作柄 | - 不良 - | やや不良 | 平年並み | - やや良- | -- 良 -- |
主要18州平均 | 5% | 10% | 25% | 45% | 15% |
前週 | 5% | 10% | 26% | 45% | 14% |
前年 | 5% | 9% | 25% | 46% | 15% |
Posted by 松 10/12/21 - 16:13
USDAクロップ:冬小麦作付は60%が終了、発芽は平年下回るペース
[穀物・大豆]
USDAクロップレポート・冬小麦
出所:米農務省、NY16:00発表
冬小麦作付進捗率 | 10月10日現在 | -- 前週 -- | -- 前年 -- | 過去5年平均 |
主要18州平均 | 60% | 47% | 66% | 60% |
冬小麦発芽進捗率 | 10月10日現在 | -- 前週 -- | -- 前年 -- | 過去5年平均 |
主要18州平均 | 31% | 19% | 39% | 35% |
Posted by 松 10/12/21 - 16:11
天然ガス:反発、新たな材料に欠ける中で投機的な買い戻し集まる
[場況]
NYMEX天然ガス11月限終値:5.505↑0.160
NY天然ガスは反発。需給面で新たな買い材料が出てわけではなかったが、前日までの下落の反動もあってポジション整理の買い戻しが相場を主導する展開となった。11月限は夜間取引では売りが先行、朝方に葉5.20ドルを割り込むまで値を切り下げる場面も見られた。通常取引開始後は一転して買い意欲が強まり、早々にプラス圏を回復。中盤以降は改めて騰勢を強める格好となり、最後は5.50ドル台まで値を切り上げて取引を終了した。
Posted by 松 10/12/21 - 14:48
石油製品:ガソリンが小幅続伸となる一方、暖房油は反落
[場況]
RBOBガソリン11月限:2.3829↑0.0050
暖房油11月限:2.5100↓0.0050
NY石油製品はガソリンが小幅続伸となる一方、暖房油は反落。新たな材料に欠ける中、日中を通じて原油の値動きを睨みながら方向感なく上下に振れる展開となった。相場はガソリンがややプラス圏に入ったあたり、暖房油がマイナス圏に入ったあたりでのもみ合い。朝方にやや上下に振れた以外はほとんど動きもなく、最後までレンジ内での推移が続いた。
Posted by 松 10/12/21 - 14:45
原油:ほぼ変わらず、手仕舞い売りに押されるも需要の強さ下支え
[場況]
NYMEX原油11月限終値:80.64↑0.12
NY原油は前日からほぼ変わらず。ここまでの上昇で買われ過ぎ感が高まる中、ポジション整理の売りが上値を押さえる一方、需要がしっかりとした増加基調を維持していることや将来的な需給逼迫に対する懸念が下支えとなる中、日中を通じて方向感なく上下に振れる展開が続いた。11月限は夜間取引から前日終値を中心としたレンジ内での推移。朝方には売りに押され79ドル台半ばまで値を崩す場面も見られたが、押し目ではしっかりと買いが集まり早々にプラス圏を回復、そのまま81ドル台半ばまで値を切り上げる格好となった。中盤以降は動意も薄くなり、前日終値近辺の水準に戻してのもみ合いが続いた。
Posted by 松 10/12/21 - 14:44
金:小幅反発、米長期金利の上昇一服好感し投機的な買い戻し先行
[場況]
COMEX金12月限終値:1,759.3↑3.6
NY金は小幅反発。米長期金利の上昇が一服したことが下支えとなる中、投機的な買い戻しが相場を押し上げる展開となったものの、一方ではドル高の進行が重石となり、上げ幅は限定的なものにとどまった。12月限は夜間取引から買いが優勢、ややプラス圏に入ったあたりでのもみ合いとなった。朝方には買い意欲が強まり、1,760ドル台まで上げ幅を拡大。その後は売りに押し戻され、通常取引開始時には小幅ながらマイナス転落したものの、押し目ではしっかりと買いが集まり、早々に値を回復。中盤には1,770ドル台まで一気に値を伸ばした。その後は再び売りが優勢となり、1,760ドル近辺まで上げ幅を縮小、引けにかけては動意も薄くなった。
Posted by 松 10/12/21 - 13:59
コーヒー:続伸、ブラジルの供給不安支えに7年ぶりの高値更新
[場況]
ICE-USコーヒー12月限終値:213.15↑8.90
NYコーヒーは続伸。ブラジルの生産減少やそれに伴う世界的な需給逼迫に対する懸念が改めて買いを呼び込む格好となり、期近終値ベースで2014年10月以来の高値を更新した。12月限は夜間の時間帯は、ややマイナス圏に入ったあたりで上値の重い展開。NYに入ると一転して買い意欲が強まり、210セント台まで一気に値を切り上げた。中盤にかけても買いの勢いは衰えず、215セント台まで上げ幅を拡大。その後は買いも一服となったものの、最後までプラス圏はしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 10/12/21 - 13:39
砂糖:反落、買われ過ぎ感高まる中で手仕舞い売りに押される
[場況]
ICE-US砂糖3月限終値:20.07↓0.26
NY砂糖は反落。前日までの上昇で買われ過ぎ感が高まる中、ポジション整理の売りに押される軟調な展開となった。原油の上昇が一服したとの見方が強まったことも弱気に作用した。3月限は夜間の時間帯は、ややマイナス圏に入ったあたりを中心に方向感なくもみ合い展開、NYに入ると改めて売り圧力が強まり、20.10セント台まで値を切り下げた。その後は一旦買い戻しが集まったものの、プラス圏を回復することなく息切れ。中盤にかけては改めて売りに押され展開、最後は下げ足を速め、20セントの節目割れを窺うまでに値を崩した。
Posted by 松 10/12/21 - 13:25
10年債入札リ・オープン、応札倍率は2.58、最高利回り1.584%
[金融・経済]
10年債入札
出所:米財務省、単位100万ドル (Re-Opening)
10年債 | 応札額 | 発行額 | 応札倍率 | 前回(9/8) |
合計 | 98040.8 | 38000.0 | 2.58 | 2.59 |
競争入札分 | 98023.7 | 37982.9 | 2.58 | 2.59 |
顧客注文比率(外国中銀含む) | 71.05% | 71.05% | ||
最高落札利回り(配分比率) | 1.584% | (60.17%) | 1.338% |
Posted by 松 10/12/21 - 13:06
USDA需給:砂糖国内在庫は前月から引き下げ、輸入が下方修正
[砂糖]
USDA需給報告・砂糖
出所:米農務省、NY12:00発表、単位1,000トン
砂糖 | 21/22年 | 修正 | 前年比 | 20/21年 | 修正 | 19/20年 |
生産 | 9286 | ↑ 124 | ↑ 1.13% | 9182 | ↓ 20 | 8149 |
ビート糖 | 5348 | ↑ 146 | ↑ 6.30% | 5031 | →0 | 4351 |
砂糖きび糖 | 3939 | ↓ 21 | ↓5.11% | 4151 | ↓ 20 | 3798 |
輸入 | 3000 | ↓ 212 | ↓7.75% | 3252 | ↑ 83 | 4165 |
>輸入枠内 | 1591 | ↓ 212 | ↓9.14% | 1751 | ↑ 58 | 2152 |
食用消費 | 12200 | →0 | →0.00% | 12200 | →0 | 12246 |
期末在庫 | 1627 | ↓ 39 | ↓3.21% | 1681 | ↑ 49 | 1618 |
在庫率 | 13.18% | ↓ 0.32 | - | 13.59% | ↑ 0.38 | 12.97% |
Posted by 松 10/12/21 - 12:19
USDA需給:世界在庫は小麦が引き下げ、コーンと大豆は引き上げ
[穀物・大豆]
USDA需給報告・世界
出所:米農務省、NY12:00発表、単位100万トン
21/22年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 20/21年 | 修正 | |
小麦 | ||||||
生産 | 775.87 | ↓ 4.41 | ↑ 0.15% | - | 774.74 | ↓ 1.09 |
消費 | 787.05 | ↓ 2.58 | ↑ 0.75% | - | 781.17 | ↑ 0.30 |
期末在庫 | 277.18 | ↓ 6.04 | ↓3.88% | 280.82 | 288.36 | ↓ 4.20 |
コーン | ||||||
生産 | 1198.22 | ↑ 0.45 | ↑ 7.42% | - | 1115.50 | ↓ 1.61 |
消費 | 1186.46 | ↓ 0.16 | ↑ 4.85% | - | 1131.61 | ↓ 5.11 |
期末在庫 | 301.74 | ↑ 4.11 | ↑ 4.05% | 298.76 | 289.99 | ↑ 3.51 |
大豆 | ||||||
生産 | 385.14 | ↑ 0.72 | ↑ 5.44% | - | 365.26 | ↑ 1.99 |
消費 | 377.27 | ↓ 1.10 | ↑ 4.06% | - | 362.56 | ↓ 2.50 |
期末在庫 | 104.57 | ↑ 5.68 | ↑ 5.46% | 100.72 | 99.16 | ↑ 4.08 |
Posted by 松 10/12/21 - 12:17
USDA需給:国内在庫は小麦が引き下げ、コーンと大豆は上方修正
[穀物・大豆]
USDA需給報告
出所:米農務省、NY12:00発表、単位:100万ブッシェル、イールドはブッシェル/エーカー
小麦 | 21/22年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 20/21年 | 修正 |
>イールド | 44.3 | ↓ 0.2 | ↓10.87% | - | 49.7 | →0.0 |
>生産 | 1646 | ↓ 51 | ↓9.96% | - | 1828 | ↑ 2 |
期末在庫 | 580 | ↓ 35 | ↓31.36% | 576 | 845 | ↑ 1 |
コーン | 21/22年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 20/21年 | 修正 |
>イールド | 176.5 | ↑ 0.2 | ↑ 2.98% | 176.0 | 171.4 | ↓ 0.6 |
>生産 | 15019 | ↑ 23 | ↑ 6.43% | 14973 | 14111 | ↓ 71 |
期末在庫 | 1500 | ↑ 92 | ↑ 21.36% | 1432 | 1236 | ↑ 49 |
大豆 | 21/22年 | 修正 | 前年比 | 市場予想 | 20/21年 | 修正 |
>イールド | 51.5 | ↑ 0.9 | ↑ 0.98% | 51.1 | 51.0 | ↑ 0.8 |
>生産 | 4448 | ↑ 74 | ↑ 5.50% | 4415 | 4216 | ↑ 81 |
期末在庫 | 320 | ↑ 135 | ↑ 25.00% | 300 | 256 | ↑ 81 |
Posted by 松 10/12/21 - 12:15
3年債入札、応札倍率は2.36と前回下回る、最高利回り0.635%
[金融・経済]
3年債入札
出所:米財務省、単位100万ドル
3年債 | 応札額 | 発行額 | 応札倍率 | 前回(9/7) |
合計 | 136651.9 | 58000.0 | 2.36 | 2.45 |
競争入札分 | 136403.6 | 57751.7 | 2.36 | 2.45 |
顧客注文比率(外国中銀含む) | 44.23% | 56.67% | ||
最高落札利回り(配分比率) | 0.635% | (7.43%) | 0.447% |
Posted by 松 10/12/21 - 11:37
2021年世界経済見通し、成長率は0.1ポイント下方修正・IMF
[金融・経済]
国際通貨基金(IMF)は12日、2021年世界経済見通しで成長率を5.9%と、7月時点での6.0%から0.1ポイント引き下げた。新型コロナウィルスが再流行する中でも世界経済の回復は継続しているとコメント。一方で、短期的な回復の格差が中期的に影響する可能性があると認識し、コロナワクチンへのアクセスや早期の政府支援が格差拡大の要因と指摘した。
2021年の見通し下方修正の背景には、先進国でサプライ問題を反映し引き下げとなったことと、低所得国尾ではパンデミックの悪化に伴う下方修正があるという。新型コロナデルタ株の急速な感染拡大や新たな変異株のリスクによってパンデミック対策での不透明感が増しているとの見方を示した。
Posted by 直 10/12/21 - 11:35
輸出検証高:小麦とコーンは前週から減少、大豆は増加
[穀物・大豆]
USDA輸出検証高
出所:米農務省、NY11:00発表、単位1,000トン
10月7日 | 前週比 | 前年比 | 期初来 | 前年比 | |
小麦 | 435.2 | ↓29.3% | ↓15.4% | 9185.0 | ↓12.1% |
コーン | 746.2 | ↓14.2% | ↓11.9% | 2943.2 | ↓35.7% |
大豆 | 1611.7 | ↑90.8% | ↓34.7% | 3443.4 | ↓64.0% |
Posted by 松 10/12/21 - 11:06
ユーロシステムの金準備高は前週から横ばい
[メタル]
ECBが12日に発表したデータによると、欧州圏中銀(ユーロシステム)の金準備高(受取勘定含む)は10月8日現在5,178億100万ユーロと、前週から横ばいとなった。
Posted by 松 10/12/21 - 10:14
8月求人・労働力異動調査(JOLTS)、求人数は前月比65.9万人減少
[経済指標]
求人・労働力異動調査(JOLTS)
出所:米労働省、NY10:00発表、季節調整値、単位1,000人
21年8月 | 前月比 | 求人/離職率 | 21年7月 | |
求人数 | 10439 | ↓659 | 6.62% | 7.02% |
離職数 | 6003 | ↑211 | 4.07% | 3.94% |
>自発的離職 | 4270 | ↑242 | 2.90% | 2.74% |
Posted by 松 10/12/21 - 10:05
メキシコ向けで16.5万トンのコーン輸出成約報告・USDA
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)は12日、民間業者からメキシコ向けで16万5000トンの2021/22年度産コーン輸出成約報告を受けたことを発表した。USDAは輸出業者に対し、10万トン以上の成約について翌日までの報告を義務付けている。
Posted by 直 10/12/21 - 09:19
ラニーニャ現象発生の見通し、警戒に引き上げ・豪州気象局
[天候]
オーストラリア気象局は12日付のリリースで、ラニーニャ現象発生の見通しを従来のWatch(監視)からAlert(警戒)に引き上げた。熱帯太平洋の水温低下が続いており、南半球の夏にかけてラニーニャ現象の状態が続く可能性を示すモデルが増えていることが背景にあるという。ラニーニャ現象によってオーストラリア北東部から東部にかけて春と夏に平均以上の降雨になる可能性が高まる。また、東南アジアや南アフリカの降水量も平均を上回る傾向になり、一方、アルゼンチン、ブラジル、欧州、米国南部では乾燥が進む。
気象局によると、現時点でほとんどの海洋及び大気の指標が、エルニーニョ・南方振動(ENSO)は中立状態を続けていることを示しているが、一部はラニーニャ現象に近い状態にあるとシフトし始めた。太平洋中部の海面水温は中立の水準にあるものの、水面下の平均以下の水温によりここ3ヶ月間で低下基調にある。当局が監視する7つの国際モデルのうち6つが11月以降にラニーニャの基準に到達することを示しているという。
Posted by 直 10/12/21 - 09:18
米チェーンストア売上高、10月9日時点で前年から14.8%上昇
[経済指標]
米小売調査レッドブック・リサーチが12日に発表した週次レポートによると国内チェーンストア売上高は10月9日時点で前年同期から14.8%上昇した。7月13日(14.0%)以来の低い伸びとなった。
Posted by 直 10/12/21 - 09:09
インド、エタノール混合比率20%計画は予定通り進行・ISMA会長
[エタノール]
インド製糖所協会(ISMA)の会長は週末に開かれた業界会議で、2025年までにガソリンのエタノール混合比率を20%に引き上げる計画は予定通り進んでいると述べた。目標達成には120億リットルのエタノール生産能力が必要になり、現時点での60億リットルの2倍になる。しかし、インド政府や複数の州政府によりインセンティブに対する関心は極めて高く、約800件のプロジェクトが政府に申請済みとコメント。また、製糖所の中にはコーンや穀物の加工施設を設け、エタノール生産を伸ばすのを計画している向きもあるという。国営石油会社HPCLの幹部によると、2020/21年度には初めてインドの全ての州と領地でエタノール混合作業が行われるようになった。
Posted by 直 10/12/21 - 08:52
21/22年度世界砂糖は最大600万トンの供給不足見通し
[砂糖]
砂糖トレーダー大手Alvean Sugarによると、2021/22年度(10-9月)の世界砂糖は最大600万トンの供給不足見通しとなった。不足幅は前年の2倍以上に膨らむ見方で、ブラジルの干ばつと降霜の影響からの生産が振るわないのが背景にある。同社の最高経営責任者はメディアインタビューで、ブラジルの穴埋めをできるのはインドぐらいだろうという。ブラジルに関すると、来年度の生産も大して回復は見込めないとコメント。今シーズンの天候のダメージが大きく、しかも来年にラニーニャ現象発生となれば中南部の降水量が減ると述べた。
Alveanは米カーギルとブラジルCopersucarの合弁会社である。
Posted by 直 10/12/21 - 08:30
11日のOPECバスケット価格は82.53ドルと前週末から0.99ドル上昇
[エネルギー]
OPECバスケット価格
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位:ドル/バレル
日付 | バスケット価格 | 前日比 |
10/11 (月) | 82.53 | ↑0.99 |
10/8 (金) | 81.54 | ↑2.96 |
10/7 (木) | 78.58 | ↓2.05 |
10/6 (水) | 80.63 | ↑0.19 |
10/5 (火) | 80.44 | ↑2.18 |
Posted by 松 10/12/21 - 05:43
10/12(火)の予定
[カレンダー]
経済指標
・8月求人・労働力異動調査 (JOLTS) (10:00)
・3年債入札 (11:30)
・10年債入札 (Re-Opening) (13:00)
エネルギー
・ガソリン・ディーゼル小売価格 (17:00)
農産物
・USDA輸出検証高 (11:00)
・USDA需給報告 (12:00)
・USDA需給報告・世界 (12:00)
・USDAクロップレポート (16:00)
Posted by 松 10/12/21 - 05:39
2021年10月11日(月)
FX:対円中心にドル高、米長期金利の上昇につれて買い集まる
[場況]
ドル/円:113.30、ユーロ/ドル:1.1551、ユーロ/円:130.90 (NY17:00)
為替は対円を中心にドル高が進行。原油が一段と値を伸ばし、インフレ高進に対する懸念が強まる中、米長期金利の上昇につれてドルに買いが集まった。ドル/円は東京から買いが先行、午後には112円台後半まで値を切り上げる展開となった。ロンドンに入っても買いの勢いは衰えず、113円まで上げ幅を拡大。NYに入ると一段と買い意欲が強まり、113.40円台まで一気に値を伸ばした。昼には買いも一服となったものの、その後も高値圏をしっかりと維持しての推移が続いた。
ユーロ/円は東京では1.15ドル台後半のレンジ内でのもみ合い、午後には騰勢を強める場面も見られたが、ロンドンに入ると一転して売り圧力が強まり、1.15ドル台半ばまで値を切り下げた。NYに入ると米株に買いが集まるのにつれて1.15ドル台後半まで値を戻したものの、中盤以降は再び売りが加速、株価の下落につれて1.15ドル台半ばまで値を下げた。ユーロ/円は東京から買いが先行、ロンドンにかけて130円台半ばまで値を切り上げての推移となった。NYに入ると改めて騰勢を強める格好となり、中盤には131円台前半まで上げ幅を拡大。昼からは株価の下落につれて売りが優勢となり、131円をやや割り込んだあたりでの推移となった。
Posted by 松 10/11/21 - 17:17
大豆:続落、USDA需給報告控えてポジション調整の売りが進む
[場況]
CBOT大豆11月限終値:1228-1/4↓14-3/4
シカゴ大豆は続落。USDA需給報告の発表を翌日に控えてポジション調整の売りが進んだ。夜間取引でまず売りが台頭し、12月限は1230セント台半ばまで下落してから回復。1250セント台に上昇の場面もあったが、朝方には値を消し、通常取引に入るとマイナス圏での推移に戻った。下げ幅も広げていき、取引終盤に1230セントを割り込んで、1227-0セントと3月31日以来の安値を更新した。
Posted by 直 10/11/21 - 16:55
コーン:小幅反発、USDA需給報告前にテクニカルな売り買い交錯
[場況]
CBOTコーン12月限終値:533-0↑2-1/2
シカゴコーンは小幅反発。12日のUSDA需給報告発表を前にテクニカルな売り買いが交錯した。夜間取引で取引に方向感が定まらず、12月限は狭いレンジを上下する展開となった。通常取引に入るとまず売りに押されて小安くなり、530セントを下回って回復。その後は引けまでプラス圏での値動きを維持した。
Posted by 直 10/11/21 - 16:53
小麦:続落、明日のUSDA需給報告にらみやや売りの展開
[場況]
CBOT小麦12月限終値:731-3/4↓2-1/4
シカゴ小麦は続落。明日発表のUSDA需給報告をにらみ、やや売りの展開となった。夜間取引でまず売り買い交錯の中、12月限は上下に振れた。一巡して買いが進みしっかりと値を伸ばしていったが、通常取引に入ると売りに押されて下落。日中もレンジこそ限定的ながら軟調な値動きだった。
Posted by 直 10/11/21 - 16:50
株式:続落、インフレ懸念や長期金利上昇で売りに押される
[場況]
ダウ工業平均:34,496.06↓250.19
S&P500:4,361.19↓30.15
NASDAQ:14,486.20↓83.34
NY株式は続落。原油の上昇が継続、インフレ高進に対する懸念から米長期金利が上昇する中、ポジション調整の売りに押される軟調な展開となった。ダウ平均は寄り付きでは買いが先行、200ポイント以上値を伸ばす展開となった。買い一巡後も昼までは高値圏を維持しての推移が続いていたものの、その後は一転して売りに押し戻される展開。マイナス転落した後も売りの勢いは衰えず、最後は250ポイントまで下げ幅を拡大して取引を終了した。
セクター別では、石油サービスに買いが集まったほか、素材がかろうじてプラスとなった以外、ほぼ全てのセクターが下落。中でも通信や公益株、銀行株の下げがきつくなったほか、工業株や半導体、ヘルスケアも値を下げた。ダウ銘柄では、ホーム・デポ(HD)が0.79%の上昇となったほか、セールスフォース・ドットコム(CRM)やプロクター・アンド・ギャンブル(PG)など、30銘柄中6銘柄が上昇。一方でビサ(V)は2.24%、JPモルガン・チェース(JPM)は2.10%sそれぞれ下落、ベライゾン・コミュニケーションズ(VZ)やゴールドマン・サックス(GS)ウォルト・ディズニー(DIS)も下げが目立った。
Posted by 松 10/11/21 - 16:45
天然ガス:続落、朝方まで買い先行もその後大きく売りに押される
[場況]
NYMEX天然ガス11月限終値:5.345↓0.220
NY天然ガスは続落。朝方までは原油の上昇も支えとなる中でしっかりと買いが先行したものの、その後はポジション整理の売りに改めて押される展開となった。11月限は夜間取引では買いが先行、5.70ドル台後半までレンジを切り上げての推移が続いた。朝方からは一転して売り一色の展開となり、5.30ドルの節目近辺まで急反落。通常取引開始後は再び買いが集まったものの、流れを強気に戻すこともなく息切れ。中盤以降は5.40ドルの節目を中心に、上値の重い展開が続いた。
Posted by 松 10/11/21 - 14:58
石油製品:続伸、原油の上昇につれて投機的な買いが先行
[場況]
RBOBガソリン11月限:2.3779↑0.0117
暖房油11月限:2.5150↑.0413
NY石油製品は続伸、原油の上昇につれて投機的な買いが先行した。相場は夜間取引からしっかりと値を切り上げる展開、朝方にかけて大きく上げ幅を拡大した。その後は流れが一転、原油の上昇が止まったこともあり、ポジション整理の売りに押し戻される展開。中盤以降も上値の重い状態が続いたが、最後までプラス圏は維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 10/11/21 - 14:53
原油:続伸、将来的な需給逼迫懸念強まる中で80ドル台を回復
[場況]
NYMEX原油11月限終値:80.52↑1.17
原油は続伸、需要がしっかりと増加基調を維持する一方、OPECプラスが大幅な増産に消極的な中、将来的な需給逼迫に対する懸念が改めて買いを呼び込む格好となり、期近終値ベースでは2014年以来で80ドルの大台を回復した。11月限は夜間取引開始から買いが先行、早々に80ドルの大台を回復した。その後も買いの勢いは衰えず、朝方には82ドル台まで一気に上げ幅を拡大した。買い一巡後は一旦81ドルを割り込むまで値を切り下げたものの、押し目では買い意欲が強く、それ以上値を崩すには至らない。通常取引開始後は81ドル台前半を中心としたレンジ内で、上下を繰り返す展開が続いた。引け間際にはまとまった売りが出て、80ドル台半ばまで値を下げた。
Posted by 松 10/11/21 - 14:44
金:小幅続落、対円を中心としたドル高の進行嫌気し売りが優勢
[場況]
COMEX金12月限終値:1,755.7↓1.7
NY金は小幅続落。対円を中心としたドル高の進行が重石となる中、投機的な売りが相場を主導する展開となった。12月限は夜間取引から売りが優勢、ややマイナス圏に入ったあたりを中心としたもみ合いが続いた。通常取引開始後は改めて売り圧力が強まり、1,750ドルを割り込むまで値を切り下げたものの、押し目では買い意欲も強く、中盤には1,760ドル台まで一気に値を回復。しかしそれ以上の動きは見られず、引けにかけては再び売りが優勢となり、マイナス転落して取引を終了した。
Posted by 松 10/11/21 - 14:11
コーヒー:続伸、朝方まで売り先行もその後しっかりと買い集まる
[場況]
ICE-USコーヒー12月限終値:204.25↑2.90
NYコーヒーは続伸。朝方まではポジション整理の売りに押される軟調な展開が続いたが、その後はこれまでの流れを継いだ投機的な買いがしっかりと相場を押し上げた。12月限は夜間の取引開始時には売りが先行、196セント台まで値を切り下げる展開となった。その後は徐々に買い意欲が強まり、朝方にかけて下げ幅を縮小する展開。NYに入ると買い意欲も強まりプラス圏を回復、そのまま204セント台後半まで一気に値を切り上げた。中盤以降は買いも一服となったものの、最後まで高値圏をしっかりと維持したまま取引を終了した。
Posted by 松 10/11/21 - 13:40
砂糖:小幅続伸、原油高の進行につれ投機的な買いが先行
[場況]
ICE-US砂糖3月限終値:20.33↑0.04
NY砂糖は小幅続伸。原油高の進行が下支えとなる中、これまでの流れを継いだ投機的な買いが先行する展開となったが、最後は売りに押され上げ幅を縮小した。3月限は夜間の取引開始早々に20.40セントまで値を切り上げる展開。買い一巡後も同水準を維持してのもみ合いが続いた。朝方にはやや上値が重くなる場面も見られたが、NYに入ると改めて騰勢を強める格好となり、20.60セント台まで一気に上げ幅を拡大。中盤にかけては一転して売りに押し戻される格好となり、小幅ながらマイナス転落するまで値を下げた。その後は再び買いが優勢となり、プラス圏を回復。引けにかけては20.30セント台での推移が続いた。
Posted by 松 10/11/21 - 13:21
21/22年ブラジル大豆作付、7日時点で10%終了・アグルーラル
[穀物・大豆]
ブラジルの農業顧問アグルーラルによると、同国の2021/22年度大豆作付は、7日時点で10%終了した。前週の4%から進み、前年同期の3%も上回る。この一週間ほとんどの生産地で雨が降り、機械を動かしやすかったとコメント。ただ、地域によってはさらなる土壌水分の改善を待っていることも指摘した。
Posted by 直 10/11/21 - 10:58
ブラジル一次コーン作付、7日時点で38%終了・アグルーラル
[穀物・大豆]
ブラジルの農業顧問アグルーラルによると、2021/22年度一次コーン作付は7日時点で38%終了した。前週の33%%からアップ、前年同期の39%は僅かに下回った。南部で降雨の影響から作業ペースがスローダウンしたと指摘。一方、サンパウロ州とミナスジェライス州で作業が始まったという。
Posted by 直 10/11/21 - 10:58
21/22年ウクライナ穀物輸出、10月11日時点で前年17.7%上回る
[穀物・大豆]
ウクライナ農務省によると、2021/22年度穀物輸出(7-6月)は10月11日時点で1556万5000トンと、前年同期を17.7%上回った。このうちコーンが150万5000トンで、75.1%の増加。小麦は989万1000トンになり、6.8%増加した。
Posted by 直 10/11/21 - 10:50
2021年ブラジル大豆輸出見通し据え置き、前年比3.6%増加・Abiove
[穀物・大豆]
ブラジルの油種加工業協会(Abiove)は、10月1日付レポートで、2021年大豆生産輸出見通しを8600万トンで末置いた。前年比3.6%増加。生産も1億3790万トンの従来推定から変わらず、前年との比較で7.7%増加になる。圧搾は4650万トンの予想を維持した。前年から0.7%の減少。国内の2021年大豆ミール消費は前年比8.2%減の1740万トンになるとの見通しである。
Posted by 直 10/11/21 - 10:45
21/22年度EU穀物生産、前年から3.5%増加見通し・欧州委
[穀物・大豆]
欧州委員会の8日付農業短期見通しレポートによると、欧州連合(EU)の2021/22年度穀物生産が2億9220万トンと、前年から5.1%増加の見通しを示した。過去5年平均との比較で4.9%増加。また、7月に発表した前回報告での2億9010万トンから上方修正でもある。EUでは夏に頻繁な降雨によって作柄や収穫に影響が出て、南部や南東部の夏穀物のイールド低下リスクが高まったことを指摘。それでも、小麦の生産回復により、穀物全体も増加するとの見方である。
EU軟質小麦が1億3100万トンで、過去平均を4.9%上回る見通しとなった。やはり従来予想の1億2580万トンから引き上げられた。作付が前年比4.7%増加、イールドは7.0%上昇の見通しである。国別にみると、最大のフランスの生産が23.7%増えて690万トン。このほか、ルーマニアでは78%、ブルガリアで52.5%それぞれ増加が見込まれるという。コーン見通しは前年から5.4%増えて6880万トン。フランスとルーマニア、ポーランドの改善が背景にあるとした。ただ、ハンガリーをはじめ南東部では高温乾燥でイールドが小幅引き下げとなったことも認識した。
EUの小麦輸出見通しは3000万トンになり、前年から9.5%増加する。ロシアや米国、カナダの天候要因から世界供給がタイトで、EUの輸出に寄与するとの見方を示した。ただ、輸出が伸びることにより、国内の食品メーカーは輸入に迫られるとも指摘した。
Posted by 直 10/11/21 - 10:40
21/22年度EU砂糖生産、前年から8.5%増加見通し・欧州委
[砂糖]
欧州委員会の8日付農業短期見通しレポートによると、欧州連合(EU)の2021/22年度砂糖生産は1570万トンと、前年から8.5%増加する見通しとなった。7月の前回報告での1550万トンからやや上方修正でもある。砂糖ビートの生産予想は前年比13.6%増の1億1300万トン。春の終わりから夏にかけての比叡込みで病害や害虫被害が減少となったのを背景にイールドは75.1トンと、病害がひどかった前年はもちろん過去5年平均も上回る見通しである。ただ、夏場の気温低下に加えて雨も多かったためにビートの糖分は平均以下になる可能性が強く、このため、砂糖生産は前年比プラスでもビートに比べると伸び率が小さくなる見通しという。
Posted by 直 10/11/21 - 10:40
21/22年ブラジルコーン生産見通し上方修正、過去最高を更新
[穀物・大豆]
米農務省(USDA)アタシェによると、ブラジルの2021/22年度コーン生産見通しは1億1800万トンと、従来の1億1600万トンから上方修正となった。前年比にして38.8%増加で、過去最高を更新。作付が2年連続過去最高で、しかも2025万ヘクタールの従来推定から2080万ヘクタールに引き上げとなった。前年に不作に終わった反動もあるが、生産への投資が十分だったことや平均的な天候パターン、またサフリーニャコーンのタイムリーな作付が生産を押し上げるという。コーン輸出見通しは4000万トンから4300万トンに引き上げられた。前年の2.2倍に膨らむ。
ブラジルの2021/22年度小麦生産見通しは685万トンから780万トンに引き上げとなった。前年と比べると24.8%の増加になる。記録的な価格上昇を背景にした増反、生産も過去最高を記録する見方である。輸入は前年比1.6%増の650万トンで、20万トン下方修正。
Posted by 直 10/11/21 - 08:54
21/22年ブラジル砂糖輸出見通し下方修正・USDAアタシェ
[砂糖]
米農務省(USDA)アタシェによると、ブラジルの2021/22年度砂糖輸出は2600万トンと、前年から19%減少の見通しとなった。輸出にあてられる余剰在庫の前年比マイナスが背景にあり、当初予想の約2900万トンから下方修正でもある。ただ、ブラジル通貨レアルの下落はブラジル産の競争力を維持しているとの見方を示した。
2021/22年度砂糖きびの生産推定は5億9000万トンで、従来の6億3500万トンから引き下げとなった。前年に比べると10%ダウン。高温乾燥、また生育期には平均以下の降雨と降霜に見舞われるといった天候要因から生産が落ちるとの見方である。生産の大半を占める中南部が6億500万トンから5億3500万トンに下方修正、前年からは12%減少になる。ブラジルの砂糖生産は3600万トンとみられ、前年から14.4%減少し、また従来の4000万トン近くになるとの見通しから修正。中南部だけで前年比15.2%減少の3300万トンの見通しとなった。
Posted by 直 10/11/21 - 08:40
8日のOPECバスケット価格は81.56ドルと前日から2.96ドル上昇
[エネルギー]
OPECバスケット価格
出所:石油輸出国機構(OPEC)、単位:ドル/バレル
日付 | バスケット価格 | 前日比 |
10/8 (金) | 81.56 | ↑2.96 |
10/7 (木) | 78.60 | ↓2.05 |
10/6 (水) | 80.65 | ↑0.20 |
10/5 (火) | 80.45 | ↑2.18 |
10/4 (月) | 78.27 | ↑1.89 |
Posted by 松 10/11/21 - 05:41
10/11(月)の予定
[カレンダー]
Columbus Day
債券市場、金利先物市場休場、米銀行休み
NY株式市場、株価指数先物市場、商品市場は通常取引
Posted by 松 10/11/21 - 05:36
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