2021年10月11日(月)
21/22年度EU穀物生産、前年から3.5%増加見通し・欧州委
[穀物・大豆]
欧州委員会の8日付農業短期見通しレポートによると、欧州連合(EU)の2021/22年度穀物生産が2億9220万トンと、前年から5.1%増加の見通しを示した。過去5年平均との比較で4.9%増加。また、7月に発表した前回報告での2億9010万トンから上方修正でもある。EUでは夏に頻繁な降雨によって作柄や収穫に影響が出て、南部や南東部の夏穀物のイールド低下リスクが高まったことを指摘。それでも、小麦の生産回復により、穀物全体も増加するとの見方である。
EU軟質小麦が1億3100万トンで、過去平均を4.9%上回る見通しとなった。やはり従来予想の1億2580万トンから引き上げられた。作付が前年比4.7%増加、イールドは7.0%上昇の見通しである。国別にみると、最大のフランスの生産が23.7%増えて690万トン。このほか、ルーマニアでは78%、ブルガリアで52.5%それぞれ増加が見込まれるという。コーン見通しは前年から5.4%増えて6880万トン。フランスとルーマニア、ポーランドの改善が背景にあるとした。ただ、ハンガリーをはじめ南東部では高温乾燥でイールドが小幅引き下げとなったことも認識した。
EUの小麦輸出見通しは3000万トンになり、前年から9.5%増加する。ロシアや米国、カナダの天候要因から世界供給がタイトで、EUの輸出に寄与するとの見方を示した。ただ、輸出が伸びることにより、国内の食品メーカーは輸入に迫られるとも指摘した。
Posted by 直 10/11/21 - 10:40



