2021年10月29日(金)
21/22年インド砂糖生産見通しやや下方修正、前年比2.2%減少
[砂糖]
インド製糖所協会(ISMA)は、国内の2021/22年度(10-9月)砂糖生産見通しを3050万トンと、7月に発表した暫定予測の3100万トンからやや引き下げた。2020/21年度の生産が当初予想を上回る3118万トンとなったこともあり、2021/22年度は前年比2.2%減少になる。エタノール生産に向けた砂糖きびの割り当てが増加し、この結果砂糖生産が340万トンほど削減されるとの見方である。
10月第2週の衛星画像に基づき、砂糖きびの作付推定は543万7000ヘクタールになったという。前年から2.8%増加。7月時点での545万5000ヘクタールは若干下回る。
州別の生産見通しになると、ウッタルプラデシュ州が1135万トンとなり、暫定予測の1192万7000トンから引き下げとなった。砂糖きびの栽培面積が231万2000ヘクタールから230万8000ヘクタールに修正。前年比にしてほぼ同水準になる。マハラシュトラ州では砂糖きびが11%増反となり、砂糖生産が1225万トンになる見通し。従来の1212万8000トンの予想から引き上げとなった。今年のモンスーンの降雨に恵まれ、また給水所の貯水量も十分だったことが寄与するという。カルナタカ州の砂糖きび栽培面積は前年から2%増加、砂糖生産が495万トンの見通しとなった。従来の487万4000トンより若干アップ。ほかの州はあわせて531万トンの生産になるとみており、前回報告時の546万トンを小幅下回る。
ISMAはこのほか、生産見通しをベースに2021/22年度の砂糖輸出が約600万トンになる見通しを示した。前月時点での予想を維持した格好になり、前年の約700万トンと比べて減少の見方である。2021/22年度の期初在庫は829万4000トンの見通しを示した。前年度の1070万4000トンから22.8%減少となる。在庫見通しは年初3ヶ月の国内消費を上回るとコメント。その後で新年度産の砂糖が出回り始めることも挙げ、需給の緩みが続くことを指摘した。
2021/22年度の砂糖きび圧搾は一部で開始し、ほかの地域でも間もなく始まるとした。圧搾が進むことで生産見通しもより明確になるといい、2022年1月に砂糖きびと砂糖の生産状況を見直す意向を示した。
Posted by 直 10/29/21 - 12:03



