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2021年11月16日(火)

世界石油需要見通しは前月から据え置き、IEA月報
  [エネルギー]

国際エネルギー機関(IEA)は16日に発表した月報で、2021年の世界石油需要が前年比で550万バレル増加すると予想、前月から見通しを据え置いた。前月からは17万バレルの上方修正となる。ガソリンの需要が大幅に増加や、入国規制を緩和する国が増加する中で国際的な人の移動が増えるのに伴って需要は強まったものの、一方で欧州でのCOVID-19の感染再拡大や鉱工業分野の活動の伸び悩み、エネルギー価格の高騰などが増加の足かせとなった。2022年の需要は日量340万バレルの増加と、前月からは10万バレル上方修正された。

10月の世界供給は前月から140万バレルの増加、米国でハリケーン「アイダ」による落ち込みからの回復が続いていることが背景にある。11月と12月には更に150万バレル増加すると予想、価格上昇が続く中で米国の生産増加がこのうちの40万バレルを占めるほか、OPECプラスが減産幅を縮小するのに伴い、サウジとロシアの合計で33万バレルの増加が予想されるという。

2021年度の製油所稼働は、定期点検が終了するのに伴って10-12月期に日量300万バレル増加すると予想される。石油製品市場の逼迫を背景に、製油所マージンは原油の高騰にも関わらず10月に上昇した。2022年前半は状況も落ち着き、7-9月期に季節的な増加が見られるまで横ばい状態が続くとみられている。

OECD諸国の石油在庫は、9月末時点で27億6,200万バレルと、前月から5,100万バレルの取り崩しとなった。原油と中間留分在庫の減少がほとんどを占めるという。在庫は過去5年平均を2億5,000万バレル下回っており、2015年以来の低水準にある。速報データによると、10月には穏やかに積み増しが進んだと見られている。

Posted by 松    11/16/21 - 05:34 

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