2022年03月11日(金)
世界の食料・飼料価格、ウクライナ情勢で20%上昇の可能性・FAO
[穀物・大豆]
国連食糧機関(FAO)_は11日、ウクライナ情勢の影響から世界の食料と飼料の価格が20%上昇する可能性があるとの見方を示した。戦闘が続く中で、ウクライナが2022年に農産物を生産できるか疑問視される一方、ロシアの輸出にも不透明感が強まっているという。ロシアとウクライナともに穀物輸出の主要国であり、世界の小麦輸出で両国あわせて14%を占め、オオムギでは19%、コーンで4%占めると指摘。また、ロシアは飼料の主要輸出国でもあるとのこと。FAOが4日に発表した2月の世界食糧価格指数は140.7と、前値月から3.9%上昇し、2021年2月に付けた過去最高を超えた。
FAOはまた、途上国を中心に50ヶ国による小麦輸出の3割がロシアとウクライナ産であることを挙げ、2022/23年度に栄養不良になる人が800万‐1300万人増加する可能性を示した。特に懸念されるのがアジア太平洋地域、次いでサハラ砂漠以南のアフリカ、近東、北アフリカという。一方、価格変動がより激しくなり、国際的な緩衝余力が制限されることなどを理由に他国には輸出規制を行わないよう要請した。
Posted by 直 3/11/22 - 09:04



