2022年03月16日(水)
IEA、世界石油需要見通し引き下げ、ロシアの生産減は300万バレル
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は11日に発表した月報で、2022年度の世界石油需要を日量9,970万バレルと推定、前月から95万バレル引き下げた。ロシアによるウクライナへの侵攻を受けて世界経済成長に下押し圧力が強まるとの見方から、2022年4-6月期から10-12月期にかけての需要を130万バレル引き下げたことが背景にある。前年比では210万バレルの増加となる。
世界供給は、ロシアからの供給が大幅に減少するとの見方が、市場の不安を高めているとした。4月以降、ロシアからは日量300万バレルの供給が制裁の影響で停止するという。一方でOPECプラスは現行の段階的な増産方針を維持しており、ロシアの供給減を穴埋める生産余力があるのは、サウジとUAEのみと見られている。
2022年の製油所稼働は、前月から日量86万バレルの引き下げとなった。ロシアの稼働は110万バレル減少すると見られており、他の地域の稼働の拡大では穴埋めできないという。前年比では、290万バレル増加する見通しとなっている。需要が伸び悩む中でも石油製品市場は需給逼迫が継続、在庫も一段と取り崩しが進むとした。
OECD諸国の石油在庫は、1月末時点で26億2,100万バレルと、前月から2,210万バレルの取り崩しとなった。前年を3億3,560万バレル下回る水準にあり、2014年4月以来の低水準となっている。在庫は消費の57.2日分をカバー、前年同期を13.6日分下回っている。速報データによると、2月は更に2,980万バレルの取り崩しが予想されている。
Posted by 松 3/16/22 - 06:13



