2022年04月13日(水)
IEA、世界石油需要見通しを前月から下方修正
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、2022年度の世界石油需要を日量9,940万バレルと推定、前月から26万バレル引き下げた。新型コロナの感染拡大に伴い中国が新たなロックダウンを行ったことによる経済活動の落ち込みや、年初からのOECD諸国の需要が予想を下回ったことなどが背景にある。前年からは、190万バレルの増加となる。
3月の世界供給は日量9,910万バレルと、前月から45万バレル増加した。非OPEC産油国の生産増が背景にあるが、一方でロシアの生産は4月に150万バレル減少、5月には300万バレルにまで減少幅が拡大すると予想されている。ロシアの生産減少にも関わらず、需要の落ち込みや米国をはじめとした非OPEC産油国の生産増、IEA加盟国による戦略備蓄の放出によって、急速な需給の逼迫は回避できると見られている。
2022年の製油所稼働は、4月から8月にかけて日量で440万バレル増加すると見られている。新規の施設稼働や季節的な増加が背景にある。これに伴い、石油製品の在庫はここ2年間で初めて積み増しに転じると予想される。2022年通年では、前年から300万バレルの増加が予想されているが、それでも2017年の水準は下回る見通しとなっている。
OECD諸国の石油在庫は、2月末時点で26憶1,100万バレルと、前月から4,220万バレル減少した。速報データによると、3月には880万バレルの積み増しが見込まれるという。また世界全体の在庫は14ヶ月連続で減少、2月末時点では2020年末を7億1,400万バレル下回る水準となったという。減少分の70%は、OECD諸国の取り崩しによるものとされている。
Posted by 松 4/13/22 - 07:26



