2023年07月13日(木)
IEA、2023年の世界石油需要見通しを前月から引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は14日に発表した月報で、2023年の世界石油需要が日量1億210万バレルと、前年から220万バレル増加するとの見通しを示した。過去最高を更新するものの、前月からは20万バレルの引き下げとなった。製造業の不振を背景とした世界経済の伸び悩みが続いており、今年に入って初めて見通しを引き下げるに至った。このうち中国の需要の伸びは、全体の70%を占めると見られている。2024年度の需要の伸びは日量110万バレルにまで鈍化するとした。
世界石油生産は、6月に48万バレル増加、日量1億180万バレルとなった。もっとも7月にはサウジの自主的な100万バレルの追加減産が始まるため、大幅に落ち込みと予想される。2023年度の生産は日量1億150万バレルと前年から160万バレルの増加、このうち非OPECプラスの生産が190万バレル増加すると見られている。2024年の生産は日量1億280万バレルと前年比で120万バレル増加、過去最高を更新するとの見通し。増加は全て、非OPECプラスによるものとなる。ロシアの石油輸出は6月に日量730万バレルと、前月から60万バレル減少、2021年3月以来の低水準となった。
製油所稼働は2023年が日量8,250万バレルと前月から13万バレル、2024年は日量8,350万バレルと9万バレル、それぞれ上方修正された。ロシアの稼働の増加や新規施設の稼働開始が背景にある。
世界の石油在庫は、5月に前月から1,940万バレル増加、2021年9月以来の高水準となった。このうち非OECD諸国の在庫は、中国を中心に4,420万バレル増加した。一方でOECD諸国の在庫は、180万バレルの取り崩しとなった。洋上在庫は2,300万バレルの減少となった。速報データによると、OECD諸国は6月に920万バレルの在庫取り崩しとなった模様。
Posted by 松 7/13/23 - 06:27



