2024年02月15日(木)
IEA、世界石油需要見通しを下方修正、中国の落ち込みが背景
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は15日に発表した月報で、2023年7-9月期の世界石油需要の伸びを前年比で日量280万バレル、10-12月期を180万バレルと推定、共に前月から下方修正した。中国の需要落ち込みが背景にある。2023年通年では前年比230万バレルの増加に下方修正、2024年の伸びは120万バレルと、一段と鈍ってくると見通した。
1月の世界石油生産は、前月から日量140万バレルの大幅減少となった。北米の寒波による一時的な生産の停止や、OPECプラスの追加減産が背景にある。2024年の非OPECプラス産油国の生産量は、日量で160慢バレル増加、米国、ブラジル、ギアナの生産増が全体を主導する。2023年の生産は、240万バレル増加した。世界全体の生産量は、2023年に日量1億210万バレルと、前年比で200万バレル増加した。
製油所稼働は、2月に季節的な要因により日量8,150万バレルまで落ち込んだ後、回復してくると予想される。米大西洋岸の稼働は天候面による停止から回復、メンテナンスが増加してくるにも関わらず、日量170万バレルに達するという。2024年通年では日量8,330万バレルと、前年比で100万バレル増加。OECD諸国では33万バレル減少するものの、その分非OECD諸国で増加する見通しとなっている。
世界の石油在庫は、12月に前月から日量2,160万バレル増加した。洋上在庫が6,070万バレルと大幅に増えた一方、陸上の在庫は3,900万バレルの取り崩しとなった。OECD諸国の在庫は、12月に2,410万バレル減少した。速報データによると、1月には6,000万バレル取り崩しが進行、陸上の在庫は2016年以来の低水準にまで落ち込んだと見られている。
Posted by 松 2/15/24 - 07:48



