2024年04月12日(金)
IEA、世界石油需要見通しを前月から小幅引き下げ
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は12日に発表した月報で、2024年の世界石油需要が前年比で日量120万バレル増加するとの見通しを示した。前月からは10万バレルの引き下げとなる。2025年は前年比で110万バレル増加するとの見通しとなった。2024年1-3月期の需要が前年比で160万バレルの増加と、前月から12万バレル下方修正された。OECD諸国の需要が予想外に弱かったことが背景にあり、新型コロナ以降の経済回復局面はほぼ終了したことや自動車の燃費向上、電気自動車の普及によって今後も需要の伸び悩み傾向は続くことになりそうだ。
2024年の世界石油生産は1億290万バレルと、前年から77万バレル増加するとの見通しとなった。非OPECプラス産油国の生産は前年比で160万バレル増加、米国の生産増が引き続き全体を主導すると思われる。OPECプラスの生産は、自主的な追加減産が継続するならば82万バレルの減少が予想される。2025年の生産は前年から160万バレル増加、非OPECプラスの生産が140万バレル増加するほか、OPECプラスも22万バレル増加するとの見通しが示された。
製油所稼働は、2024年に日量8,330万バレルと、前年から100万バレル増加するとの見通しとなった。前月に160万バレルと予想していたのから引き下げられた。ロシアの稼働の落ち込みやEUの製油所の予定外の稼働停止のほか、中国の稼働低迷が続いていることが背景にある。2025年には日量8,420万バレルと、83万バレル増加すると見られている。OECD諸国では減少するものの、新興国では110万バレルとそれを上回る伸びが予想されている。
世界の石油在庫は、2月に前月から日量4,330万バレル増加した。洋上在庫が過去15ヶ月間で最高となった一方、陸上の在庫は減少、2016年以降で最低の水準を記録した。OECD諸国の在庫は760万バレルの減少、過去5年平均を6,510万バレル下回る水準にある。速報データによると、3月は2,200万バレルの積み増しになったと見られている。
Posted by 松 4/12/24 - 08:55



