2009年07月30日(木)
IGC、2009/10年度世界小麦とコーン生産見通し引き上げ、
[穀物・大豆]
IGC月例報告
出所:国際穀物理事会(IGC)、単位100万トン
| 09年7月 | 09/10年 | 修正 | 前年比 | 08/09年 | 修正 |
| 小麦 | |||||
| 生産 | 654 | ↑ 2 | ↓4.80% | 687 | →0 |
| 輸出入 | 113 | ↑ 1 | ↓14.39% | 132 | ↑ 7 |
| 消費 | 642 | ↓ 2 | ↓0.16% | 643 | ↓ 1 |
| 在庫 | 174 | ↑ 6 | ↑ 8.07% | 161 | ↑ 1 |
| コーン | |||||
| 生産 | 781 | ↑ 13 | ↓0.76% | 787 | ↑ 5 |
| 輸出入 | 84 | ↑ 1 | ↑ 1.20% | 83 | →0 |
| 消費 | 793 | ↑ 5 | ↑ 2.06% | 777 | →0 |
| 在庫 | 133 | ↑ 16 | ↓8.28% | 145 | ↑ 8 |
国際穀物理事会(IGC)は30日に発表した世界穀物需給の月次報告で、 2009/10年度の小麦生産見通しを200万トン引き上げて6億5400万トンに改定した。ロシア、米国、中国、モロッコの生産見通し改善を理由にしている。ただ、欧州とカナダアルゼンチンは下方修正。世界生産は前年比4.80%減の見方である。
一方、2009/10 年度世界小麦消費見通しは200万トン引き下げた。この結果、6億4200万トンと前年度の6億4300万トンを下回る見方に戻った。飼料向けを220万トン下方修正して1億310万トンとし、前年から5.50%減少になる。一部生産国による供給縮小観測、コーンとの競争を理由にしている。
2009/10 年度貿易は1億1200万トンから1億1300万トンに上方修正した。ただ、前年比は14.4%減の見方である。イラン、トルコ、シリアなど中近東での生産改善で買い付け需要がダウン。一方、旧ソ連での輸出が前年度を約600万トン下回る見通しであり、ウクライナからの輸出は前年度の半分にも届かないだろうという。しかし、ロシアの輸出は持ち越し在庫の増加から160万トン引き上げ、1860万トンと過去最高となるのを見通す。期末在庫見通しは、2008/09年度分を100万トン引き上げ1億6000万トン、2009/10年度分は600万トン上方修正して1億7400万トンとした。これは2001/02年度以来の高水準更新になるという。中国での在庫拡大を理由に挙げている。
IGCは、2009/10年度の世界コーン生産見通しを 1300万トン引き上げた。前月の報告での引き下げ幅を1000万トン上回る上方修正である。米国の作付上方修正、欧州や中国、アフリカの生産見通し改善が背景にあるという。最新予測は7億8100万トンとなり、前年度の7億8700万トンとの格差も縮んだ。
2009/10 年度コーン消費は7億8800万トンから7億9300万トンに引き上げ、前年を2.06%上回る見通しになった。飼料向け、工業用、食用はいずれも前年比プラスの見方。特に工業用需要が高いという。それでも、米国のエタノール消費は伸び悩んでいることも指摘した。飼料向けは300万トン引き上げて4億7300万トンとした。
貿易は8400万トンを見通す。前年度および従来予測いずれも100万トン上回る見方だ。飼料向けの需要増加、生産減少が前年より増える見方の背景という。IGCは米国の輸出見通しを200万トン引き上げて5100万トンとした。期末在庫見通しは1億 1700万トンから1億3300万トンに改定した。在庫縮小の見方。なお、前年度分も800万トン引き上げて1億4500万トンとした。
Posted by 直 7/30/09 - 10:20



