2010年06月04日(金)
5月非農業雇用数は前月から43.1万人増加、予想下回る
[経済指標]
非農業雇用数
出所:米労働省、NY8:30発表、季節調整値、単位1,000人
| 10年5月 | 前月比 | 10年4月 | 市場予想 | ||
| 非農業雇用数 | 130570 | ↑431 | ↑290 | ↑500 | |
| 週平均労働時間 | 34.2 | ↑0.1 | 34.1 | 34.2 | |
| 時間あたり賃金 | $22.57 | ↑0.31% | ↑0.09% | ↑0.1% |
米労働省が発表した5月の非農業雇用数は前月比43万1000人増加となった。5ヶ月連続の前月比プラスであり、また5月は2000年3月以来の大幅アップ。しかし、市場予想は下回った。4月の前月比は速報の29万人増で据え置き。一方、3月のプラス幅は従来推定の23万人から20万8000人に改定された。雇用は年初からあわせて98万2000人増え、月平均で19万6,400人増となる。
政府雇用の39万人増を差し引き、民間だけで5月は4万1000人の雇用増加だった。前月の21万8000人(修正値)から著しく伸び悩んで、1月以来の小幅プラスである。
鉱業や建設を含めた製造全体の雇用が4000人の増加となった。3ヶ月連続しての前月比プラスでも、4月に6万人超と2006年2月以来の大幅アップだったのからペースは鈍化。資源・鉱業は1万人と前月以上の増加であるが、建設で3万5000人、3ヶ月ぶりの減少だった。住宅建設が3300人落ちて、2ヶ月連続の3000人を超えるマイナス。非住宅は4200人ダウンで、3ヶ月ぶりに前月を下回った。
製造業だけで前月を3万9000人上回った。5ヶ月連続の増加であるものの、プラス幅は前月の4万人より小さい。非耐久財に限ると5000人のマイナス転落である。食品や飲料・たばこ、テキスタイル、石油などが前月からダウン。ただ、プラスチック・ゴム製品や皮革製品など増加した非耐久財メーカーもあった。耐久財が3万4000人、4ヶ月連続アップ。しかも、5月は前月以上に伸びている。目立つのは合金製品で1万人以上のプラスだった。自動車および部品で9300人、機械は5700人それぞれ増加と耐久財の大勢が前月を上回っている。
民間サービス業は3万7000人増えた。3月、4月と続けて10万人を超える増加だったのからプラス幅は大きく縮小。カテゴリー別でもまちまちだ。小売りは6600人減、今年初めての前月割れとなった。金融は1200人のマイナス転落。金融機関、不動産ともに前月から落ちている。プロフェッショナルサービスは8ヶ月連続増加だが、2200人のプラスで前月の7300人から伸び悩んだ。事務関連は増加基調を維持しながら、会計や建築、コンピューターシステムデザイン、マネジメント顧問などが不調。しかし、短期派遣は3万1000人増で、これは8ヶ月連続プラスであるとともに、前月以上の伸びである。
政府雇用は過去最大の増加となり、国勢調査に伴う41万1000人の一時雇用が背景にある。連邦政府の雇用が41万2000人増。しかし、州政府は1万5000人減少で、これは昨年7月以来の大きな落ち込みだ。地方自治体は7000人、3ヶ月ぶりのマイナス転落。
週間平均労働時間は34.2時間と前月より0.1時間増加した。市場予想と一致。時間あたり賃金は22.57ドルで、前月比0.31%上昇。市場が見越していた以上に高い伸びである。
また、賃金は前年同月からは1.63%上昇で、3月時点の1.77%から伸びペースはスローダウンである。
Posted by 松 6/4/10 - 08:55



