2010年07月13日(火)
2011年世界石油需要は前年から1.6%増加、IEA
[エネルギー]
国際エネルギー機関(IEA)は13日に発表した月報で、今回が初めてとなる2011年度の世界石油需要見通しを日量8,780万バレルと推定した。前年比では1.6%、130万バレルの増加となる。このうち新興国(OECD非加盟国)の需要が3.8%、160万バレル増加する一方、OECD加盟国の需要は0.5%、20万バレル減少するという。また、中国の需要は日量956万バレルと前年比で4.8%増加、2010年に9.1%増加するのからペースはやや鈍る見通しだ。2010年度の需要は日量8,650万バレルと前月からほぼ据え置き、前年比では2.1%、180万バレルの増加となる。
非OPEC産油国の2011年度生産は日量5,280万バレルと前年比で40万バレル増加する。ブラジルやアゼルバイジャン、コロンビア、ガーナで生産が増えるほか。バイオ燃料の生産も増加する一方、メキシコと北海油田の生産は減少する見通しだ。OPECの6月産油量は日量2,890万バレルと前月から6.5万バレル減少。OPECへの石油需要は(Call on OPEC)は2010年が日量2,880万バレルと前月から10万バレル引上げ、2011年は2,920万バレルに増加する見通しだ。また、生産余力は2011年も日量550万から600万バレルのレンジを維持するとの見方も示した。
OECD諸国の石油在庫は5月末時点で27億5,700万バレルと前月から3,500万バレル増加した。在庫は需要の61.0日分をカバーしている。速報データによると、6月末時点での在庫は更に350万バレルの積み増しが見られるという。一方洋上在庫はやや減少傾向にあるとした。
2010年4-6月期の製油所稼働は日量7,350万バレルと1-3月期から70万バレル増加、前年同期も130万バレル上回った。アジアの新興国で稼働が引き続き伸びているほか、米国の稼働率も上昇した。一方、欧州やアジアのOECD諸国、南米の稼働は依然として弱いという。
Posted by 松 7/13/10 - 08:24



